犬がパニックを起こした時のNG行為
1.一緒にパニックになる
愛犬がパニックになっているとき、飼い主さんもついつい慌ててしまうことがあると思います。
パニックを起こした愛犬を見てどうしたらいいかわからずにオロオロしてしまったり、飼い主さんも不安になったりすることはめずらしくありません。
しかし、犬が不安や恐怖を感じたとき、そばにいる飼い主さんまでパニックになっていると、余計に不安が増してしまいます。
パニックになっている飼い主さんを見て、「やっぱり大変な事態なんだ!」「頼れる人がいなくて怖い!」と思わせてしまい、さらにパニックを助長してしまうのです。
犬がパニックになっているときは、内心では焦っていても、落ち着いて行動するようにしてください。
2.落ち着かせようとして怒る
犬がパニックを起こしている様子を見て、早く落ち着かせようとして強い口調や強引な行動になってしまう飼い主さんがいます。
確かに、犬がパニックを起こしているときは、できるだけ早く落ち着かせてあげることが大切です。
とはいえ、叱りつけるような口調で「落ち着きなさい!」「大丈夫だから静かにして!」などと声をかけるのはよくありません。
パニックを起こしているとき、多くの犬は不安を感じています。不安を感じているときに飼い主さんに怒られてしまうと、飼い主さんには頼れないと感じたり、余計に怖い思いをしてしまったりするでしょう。
3.体を押さえつける
犬がパニックを起こしているとき、落ち着かせようと思って体を押さえつけたり、無理やり狭い場所に閉じ込めたりするのはNGです。
そのようなことをされると、犬は恐怖心を強めてしまいますし、飼い主さんへの信頼感が薄れてしまうことがあります。
犬の気持ちを落ち着かせるために、ハウスなどに入れてクールダウンする方法もありますが、あくまで犬が嫌がっていないときに限ります。
犬がパニックを起こした時に落ち着かせる方法
愛犬がパニックを起こしたときは、気持ちを落ち着かせるために、優しく穏やかな口調で話しかけてあげましょう。
また、ゆっくりとしたスピードで、毛の流れに沿って体をなでてあげるのもおすすめです。
犬は毛を逆立てるようにワシャワシャとなでられると、テンションが上がってしまう傾向があるので、穏やかに話しかけながら優しくなでてあげてください。
飼い主さんが気持ちを落ち着けるために、深呼吸してから行動することも大切です。
落ち着いている飼い主さんを見て、「そんなに慌てなくてもいいのかな?」「いざとなったら飼い主さんが助けてくれる」と思って、犬も次第に落ち着いていくでしょう。
また、パニックの原因がわかっている場合は、その場から離れたり見えないようにしたりするのも効果的です。
犬が普段過ごしているケージやサークルの中に入れて、大きなタオルなどをかけて、薄暗い状態にすることにより落ち着くこともあるので、犬の様子や性格に合わせて活用してください。
パニックを起こす頻度が多い場合や、攻撃的になってしまい犬にも飼い主にも危険が及ぶ場合は、獣医師に相談するのもひとつの手段です。
状況によっては、薬物療法や行動療法を取り入れる選択肢もあるので、一度相談してみてもいいでしょう。
まとめ
犬は人間社会の中で、色々なことに不安や恐怖を感じることがあります。
パニックを起こした犬を落ち着かせるためには、まず飼い主さん自身が落ち着いて対応することが大切です。
不安なことがあっても飼い主さんに頼れると思ってもらえるように、日頃から信頼関係を築くことを意識しましょう。
また、犬が様々なことを受け止められるように、社会化トレーニングもしっかりとおこなっていってください。
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