犬が遊び過ぎたときのサインとは?
愛犬と楽しく遊ぶことは絆を深め、ストレスを軽減させる良い時間ですが、ついつい夢中になって遊びすぎてしまうと、犬の体に負担がかかることがあります。犬が遊びすぎたときに見せるサインを知っておきましょう。
座り込んで歩かない
普段元気な犬が突然立ち止まって動かなくなったり、その場に座り込んでしまったりするのは、疲れているサインのひとつです。
この状態でも呼吸が整えばまた遊びたがるかもしれませんが、体力が回復していない場合も少なくないでしょう。遊んでいる途中で愛犬が突然歩かなくなったり座り込んだりしたときは、休憩を取るなどして飼い主さんがコントロールしてあげましょう。
なお、さらに疲れると後ろ足を投げ出すようにして寝転びます。このようなときは、かなり疲れている状態です。散歩中であっても安全な場所に移動し、休憩させてください。
呼吸が荒くなる
激しく遊んだあとに口を開けて「ハァハァ」という激しい呼吸をすることがあります。このようなときは、一旦遊びを中断して呼吸を落ち着かせましょう。
それでも、なかなか落ち着かない、舌が紫色になっているというときは要注意です。熱中症や心臓に負担がかかって、チアノーゼを起こしている可能性があります。念のために早急に動物病院を受診しましょう。
歩かなくなる・足取りが乱れる
急に歩かなくなったり、足取りが乱れたりしている場合は、かなり疲れていると考えられます。夢中になって遊び過ぎて限界に達している可能性があります。
遊びの最中やあとに歩行に異常が見られたら、安全な場所に移動し、クールダウンして水分補給をおこない休ませてあげてください。
遊びが楽しすぎて夢中になってしまったのかもしれませんが、体の負担になっている可能性もあります。愛犬の様子に気を配り、遊びをコントロールしてあげましょう。
犬が遊び過ぎたときの悪影響は?
犬が遊びすぎてしまったときのリスクとしては以下のことが考えられます。
- 体調を崩してしまう
- 興奮状態がつづく
- ワガママを助長する
子犬は遊びに夢中になると加減がわからずに遊び過ぎてしまい疲れが溜まって体調を崩してしまうことがあります。また老犬や病み上がりの犬は、体調を悪化させたり、関節に負担をかけたりしてしまう可能性もあるため注意が必要です。
遊びに夢中になっていると興奮しすぎて、コントロールが効かなくなってしまうことも。そのような状態では、噛むなどの危険な行動をしてしまうおそれもあります。
また愛犬の要求に従って遊びに付き合っていると、遊びたいときにいつでも遊んでもらえると学習してワガママになってしまいかねません。遊べないときははっきりと「無理」と伝える、遊びのはじまりと終わりは飼い主さんが主導権を握るようにしましょう。
犬の適切な遊び時間
犬の遊び時間は年齢、犬種、体力、気温などによって大きく異なりますが、一般的には生後4ヶ月未満の子犬は10〜15分、4ヶ月以降でも15〜30分程度。成犬の場合も30〜60分程度までが目安です。
ひとつの遊びは10分程度とし、その後少し休憩を挟んで、違う遊びをするのがおすすめです。体を動かす遊びと頭を使う遊びを組み合わせることで、短い時間でもしっかりと満足感を与えることができるでしょう。
重要なのは「疲れるまで遊ばせる」のではなく、「適度な運動と満足感」を与えることです。犬の様子を観察しながら、休憩をはさみつつ無理のない範囲で楽しむようにしましょう。
まとめ
犬との遊びは、飼い主さんと犬の信頼関係を深める大切な時間ですが、遊びすぎてしまうとかえって悪影響を及ぼす可能性があります。疲れているサインを見逃さないこと、適切な遊びの量と質を意識することが大切です。
とくに息が荒くなる、歩き方が不自然になる、興奮が冷めないなどの異変が見られたら、すぐに休ませて様子を見るようにしましょう。
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