犬に時間の感覚はあるの?
時間とは、人間が快適に便利に安全に生活をすることを目的として作り出されたものであり、動物には時間の感覚はありません。
人間と共に生活をすることに長い歴史を持つ犬であっても、時間の感覚を正確に確実に理解することは困難であると言えます。
人間でさえも、時計がなければ“今何時であるか”を正確に確実に把握することはできないですよね。
飼い主が起きるから起き、飼い主が寝るから寝る
犬が朝起きて夜寝るのは、時間の感覚があるからではありません。飼い主が起きるから起き、飼い主が寝るから寝るのです。
飼い主が昼まで寝ているときは犬も昼まで寝ていますし、飼い主が夜更かしをするときは犬も夜更かしをします。
犬が朝飼い主を起こすのは、お腹が空いているから、お散歩に行きたいからです。退屈だからという理由で飼い主を起こす犬もいます。
どうしてごはんの時間が分かるの?
ルーティンが決まっているから
- 飼い主が起きたらごはんがもらえる
- お散歩から帰ったらごはんがもらえる
- 飼い主が帰宅したらごはんがもらえる
このようにルーティンが決まっている場合、そのタイミングでごはんを待つようになります。お皿の前でおすわりして待っている犬もいますよね。
我が家では、お散歩の後にごはんを与えているのですが、お散歩から帰るとすぐに「ごはんだぁ~♡」と大喜びします。それ以外の時間におねだりをすることは滅多にありません。
飼い主が用意を始める音を覚えているから
ドッグフードが入った袋を開けるときのガサガサという音、保存容器を開けるときの音、食器を置くときの音などを覚えているため、その音がすることでごはんの時間だと分かります。
お皿にドライフードを入れるときのカラカラッという音を聞いて、飼い主の元に駆けつける犬もいますよね。
どうして飼い主が帰宅する時間が分かるの?
飼い主が帰宅したとき、玄関で出迎えてくれますよね。ペットカメラで確認してみると、飼い主が帰宅する10分も前から玄関で待っている犬もいます。
車のエンジンの音を覚えている
犬は、飼い主の車のエンジンの音を覚えています。1kmも先にある飼い主の車のエンジン音も聞き取ることができるとされています。
そのため、10分も前から玄関で待っていることができるのです。
飼い主の足音を覚えている
犬は、飼い主の足音を覚えています。敷地内に入ってきたとき、それが他人の足音であるか、飼い主の足音であるかを聞き分けることができます。
他人の足音だと分かれば玄関へは向かいません。飼い主が留守中であれば、出迎える必要がないと思っているのでしょう。
習慣記憶
犬は、自身の体内時計によって、飼い主の行動パターンを記憶しています。このことを習慣記憶と言います。
「そろそろ飼い主が帰宅する時間だな…」と、体内記憶によって予想し、玄関で待つなどの行動をしているのです。
飼い主が規則正しい生活を送っているため、犬の体内時計も乱れることがないのでしょう。
たまに飼い主の帰宅が遅くなることがあっても、いつもと同じ時間に玄関で待つなどの行動をします。「飼い主の都合で今日は遅くなる」ということまでは察知できないのです。
まとめ
犬が時間の感覚を正確に確実に理解することは難しいかと思いますが、ルーティンが決まっていること、音を覚えていること、記憶していることなどから、タイミングよく行動したり、飼い主の帰宅を出迎えたりすることができます。
時間の感覚がなく、いつ飼い主が帰宅するかも分からずに寂しく不安な思いをしている愛犬には、ペットカメラの設置がおすすめです。
マイクとスピーカーが内蔵されていれば、お留守番中の愛犬とコミュニケーションすることができ、「今から帰るね」と声をかけてあげることもできます。ぜひお試しくださいね。
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