犬が『飼い主の帰宅』を大喜びする理由
1.かまってもらえるから
犬は群れで暮らす習性があり、群れのリーダーである飼い主と一緒にいることを好みます。犬にとって飼い主と過ごす時間は至福の時です。
留守番をさせる時間が長いから、家にいる時間はたくさん撫でたり遊んだりする人は多いでしょう。愛犬が良い子で待っていたら思い切りかまってあげてください。
2.寂しかったから
犬は孤独を嫌う動物であり、家は安全な場所だとわかっていても飼い主が出かけてしまうと不安になります。
少し寂しい程度なら問題ありませんが、家の中で飼い主が移動するだけで鳴く、物を壊すといった行動をとる場合は分離不安症の可能性があります。
虐待を受けた犬や社会化ができていない犬には起こりがちです。酷いようであれば訓練士や獣医師に相談しましょう。
3.退屈だったから
留守番中に物を壊す、吠えるという犬はたくさんいます。犬がこのような問題行動をするのは寂しさだけでなく退屈だからというのも理由のひとつです。
犬は1日の大半を睡眠に費やす動物ですが、ペットとして生きていると仕事もなく退屈です。飼い主が帰ってくると『やった!遊んでもらえる』という気持ちなのでしょう。
4.散歩に連れていってもらえるから
1人で長時間留守番していた犬にとって、外のニオイを嗅いだり他の犬と遊んだりする散歩は格別です。
飼い主が帰ってきたら散歩というのが日課であれば、犬は飼い主の帰宅を楽しみに待っているのでしょう。
また散歩のときにトイレを済ませるのが習慣であれば、犬は排泄をしたくなっても我慢して待つようになります。排泄のことも考えて留守番はなるべく短くしてあげてください。
5.お腹が空いているから
飼い主の帰宅が遅く、帰ってきたら犬のごはんの時間という家庭もあるでしょう。犬はお腹を空かせて待っているので、飼い主が帰宅すると『やった!ごはんがもらえる』と喜びます。
食事の時間でなくても留守番のご褒美におやつをあげるという人もいると思います。そのために犬が出迎えてくれて良い子にしてくれたら嬉しいですね。
『飼い主の帰宅』をあまり喜ばない犬の気持ち
飼い主が帰宅すると大喜びする犬もいますが、あまり反応しないで冷たい犬もいます。このような犬は次の理由が考えられます。
飼い主との信頼関係が築けているから
『待っていれば飼い主は必ず帰ってくる』とわかっている犬は、飼い主が帰宅しても静かにしています。
決して飼い主のことを嫌いなわけではないので、信頼関係が築けているんだと思って喜んであげてください。
おとなしくしていた方が良いことがあるから
過去におとなしくしていたら褒めてもらえた、おやつがもらえたという経験があると、犬は飼い主が帰宅しても静かにしていることがあります。
犬が騒がずにおとなしくしていたら思い切り褒めてあげてください。
犬種や個体による性格の違い
犬と言えばいつも尻尾を振って飼い主に甘えるイメージがありますが、どの犬がそうとも限りません。自分だけの時間が必要なクールな性格の犬もいます。
トイプードルなどの愛玩犬として扱われてきた犬は甘えることが多く、柴犬などの番犬として扱われてきた犬はクールなことが多いようです。
またメスの方が飼い主から自立しており、オスの方が甘えん坊であることが多いです。個体差はあるので、その子の個性として受け止めてあげてください。
まとめ
仕事の都合でどうしても犬に留守番をさせなければいけないという人はたくさんいます。職場が近い場合は休憩時間に帰る、犬の幼稚園に預けるといった配慮をしましょう。
特に雷が多い夏には停電して冷房が止まり、熱中症になる危険性もあるので犬を長時間1人にさせないよう注意してください。
犬は人間よりも早く歳をとりますが、普段の時間も早く感じているようです。数時間の留守番でも犬には半日くらい長く感じているのかもしれません。
短い時間でも犬にとって飼い主と過ごす時間がとても濃いものになるよう、一緒にいられるときはたくさんスキンシップをしてかわいがってあげてください。
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