ニオイの原因を知ろう
犬のニオイが気になるときは、まず「どこから臭っているのか」を確認することが大切です。原因を特定し、それに合った対策をすることで、効果的にニオイを抑えることができます。
主なニオイの発生源
犬の気になるニオイの主な発生源は以下の通りです。
- 体臭(皮膚や被毛)
- 口臭(歯や口内環境)
- 耳のニオイ(耳の汚れや感染症)
犬の皮膚から分泌される皮脂がたまると、雑菌が繁殖しニオイの原因になります。特に湿気の多い時期は注意が必要です。
また、歯石がたまると細菌が繁殖し、強い口臭の原因になります。さらに、耳の中が汚れたり蒸れたりすると、細菌やカビが繁殖してニオイが発生します。垂れ耳の犬は特に注意が必要です。
犬種や病気が原因の場合も
体臭や口臭については、以下のように犬種特有のものや、思わぬ病気が要因になっているものもあります。
- 皮脂の分泌が多い犬種(レトリーバー系、シーズーなど)は体臭が強め
- 歯が密集している小型犬(チワワ、トイプードルなど)は口臭が出やすい
- 垂れ耳の犬種(コッカースパニエル、ビーグルなど)は耳のニオイが発生しやすい
また、皮膚炎や歯周病、外耳炎などの病気が原因でニオイが強くなることもあります。普段と違う強いニオイがする場合は、動物病院で診てもらいましょう。
ニオイを抑える正しいお手入れ6選
犬のニオイを抑えるには、適切なお手入れを習慣にすることが大切です。ここでは、効果的な6つのケア方法をご紹介します。
1.正しいシャンプー方法
シャンプーは、犬の皮膚や被毛の汚れを落とし、体臭を抑えるために欠かせません。ただし、洗いすぎは皮膚の乾燥やトラブルを引き起こすため、月1〜2回が目安です。
【ポイント】
- 低刺激の犬用シャンプーを使う
- しっかり泡立て、皮膚まで優しく洗う
- 洗い残しやすすぎ残しがないようにする
- タオルドライ後、ドライヤーでしっかり乾かす(湿ったままだと雑菌が繁殖)
2.ブラッシング
犬の毛が絡まると汚れや皮脂がたまり、ニオイの原因になります。ブラッシングをすることで、毛のもつれを防ぎ、余分な皮脂や汚れを取り除けます。
【ポイント】
- 長毛種は毎日、短毛種は週2〜3回が理想
- 毛質に合ったブラシを使用する(獣毛ブラシなど)
- ブラッシングの後に蒸しタオルで拭くと、さらに清潔に
3.歯磨きと口臭ケア
犬の口臭は、歯石が原因のことがほとんど。毎日のケアで口内環境を清潔に保ちましょう。
【ポイント】
- 犬用の歯ブラシや歯磨きシートを使う
- 歯磨きが難しい場合はデンタルガムを活用する
- 週に数回でも続けることが大切
4.耳の掃除
耳の汚れは、放置すると細菌が繁殖し、悪臭の原因になります。特に垂れ耳の犬や耳毛が多い犬は、こまめにチェックしましょう。
【ポイント】
- 湿らせたコットンやガーゼで優しく拭く(綿棒は奥に押し込む可能性があるためNG)
- 犬用の耳クリーナーを使うと効果的
- 耳の奥が赤く腫れていたり、強いニオイがする場合は動物病院へ
5.食事を見直す
食事の内容によっては、皮脂の分泌が増えたり、口臭が悪化したりすることがあります。消化の良いフードや栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
【ポイント】
- 良質なタンパク質を含むフードを選ぶ
- オメガ3脂肪酸(サーモンオイルなど)を取り入れると、皮膚の健康維持に役立つ
- 消化に悪いジャンクフードやおやつの与えすぎに注意
6.生活環境を清潔に保つ
犬の寝床やタオル、クッションが汚れていると、ニオイが染みつきやすくなります。定期的に洗濯し、清潔に保ちましょう。
【ポイント】
- ベッドやブランケットは週1回程度洗濯する
- 犬用の消臭スプレーを活用する
- 室内の換気を心がけ、湿気がこもらないようにする
まとめ
犬のニオイは、正しいお手入れをすることで大きく軽減できます。まずはニオイの原因を知り、体臭、口臭、耳のニオイなど、それぞれに合ったケアを取り入れることが大切です。
【ニオイを抑えるための正しいお手入れ6選】
- シャンプー:適切な頻度で洗い、しっかり乾かす
- ブラッシング:毛のもつれを防ぎ、余分な皮脂や汚れを除去する
- 歯磨き:歯垢の付着を防ぎ、口臭を防ぐ
- 耳掃除:耳の汚れを定期的に拭き取り、菌の繁殖を防ぐ
- 食事の見直し:良質なフードを選び、体の内側からケアする
- 生活環境清潔に保つ:寝床やタオルを清潔に保ち、ニオイの蓄積を防ぐ
どれも難しいケアではありませんが、大切なのは「継続すること」 です。毎日の習慣として少しずつ取り入れ、愛犬が快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。
また、普段と違う強いニオイがする場合は、病気が関係している可能性もあります。気になる場合は、早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。
愛犬との生活をもっと快適にするために、できることから始めてみてくださいね!
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