『相性が合わない犬』を見極めるポイント
犬との相性を見極めるためには、犬のことを知るだけでなく、飼い主になる人自身のライフスタイルや希望を今一度見直すことが必要です。
ここで紹介するポイントを抑えて、「犬とどのような生活をしたいのか」ということをよく考えてみましょう。
1.住居や生活環境は適正か
犬を飼うためには、必ずしも広いスペースが必要というわけではありません。
元々家族や仲間などと過ごすことで安心感を感じる動物のため、広々とした場所を用意するというよりも、リビングなどに犬のスペースを確保できるかが大切です。
家族のそばにいることが好きな犬であっても、ひとりで静かに過ごしたいときや落ち着いて眠りたいときもあるでしょう。
そのため、犬が落ち着いて過ごすためのケージやサークルなどを部屋の中に用意する必要があります。
さらに、家の周辺の環境が犬を飼うために適しているかということも考えてみましょう。
犬は毎日散歩が必要ですし、犬種によっては多くの運動量が求められるので、散歩や運動をしやすい公園などがあるかも確認しておくといいでしょう。
2.お世話に必要な時間や体力はあるか
犬を飼うと、毎日の散歩やトレーニング、グルーミングなどのお世話、掃除とやらなければならないことがたくさんあります。
そういった犬との関わりを求めている人であれば問題ありませんが、「癒されたい」といった気持ちを犬を飼い始めると、思った以上に大変でヘトヘトになってしまう…ということもめずらしくありません。
飼い主さんが仕事や家事で忙しく過ごしていたり、疲れたりしていても、毎日の散歩は欠かせないものですし、基本的に季節や天気に関わらず散歩は必要です。
飼い主さん自身が外に出ることを億劫に感じるタイプや体力に自信がないタイプの場合、犬のお世話が“楽しみ”ではなく“苦労”になってしまうことがあります。
犬種や年齢によって必要な運動量は異なるので、それらも考慮するようにしましょう。また、元気な子犬からではなく、体力の落ち着いた成犬やシニア犬を飼うのもひとつの選択だと思います。
3.気質や性格が飼い主さんと合っているか
犬種は数百種類にも及び、それぞれ身体的特徴や気質、習性は多岐に渡ります。
人と関わるのが大好きで甘えん坊な犬のいれば、ほかの犬と接することはあまり求めていない犬、ひとりの時間を快適に過ごせる犬、不安を感じやすい犬など、人間と同様に様々なタイプの犬がいます。
育て方や環境によって、犬の性格や行動が変化することもありますが、根本的に持っている気質が残り続けることも十分考えられます。
そのため飼い主さんが犬とどういった関わり方をしたいのか、ということを考えて、それに合った気質を持つ犬を飼うことはとても重要なことだと思います。
4.犬の気質に合った家族構成か
上記したように、犬はそれぞれ異なる気質を持っています。それは、人間に対する認識や関わり方でも同じなので、飼育する家庭の家族構成にも注目する必要があります。
特に、小さな子どもや高齢者の存在があるかないか、ということは考えておくべきポイントです。
小さな子どもは予測不能な動きをしたり大きな声を出したりすることから、苦手に感じる犬は少なくありません。そのため、飼育を考えている犬種の気質を確認し、特に子どもを苦手とすうるタイプかどうか判断しましょう。
また、高齢者が飼育する場合は飛びついたり引っ張ったりして怪我をさせてしまうリスクもあります。大きく力の強い犬は、そうした不慮の事故が起きないか、コントロール不能になることはないか、ということも考慮してください。
まとめ
犬を飼うことは、とても楽しく素敵なことです。しかし、犬にもそれぞれ個性や特徴があり、どの犬を飼っても同じ生活を送れるわけではありません。
実際に飼い始める前に、犬のことをしっかりと理解し、自分自身や家族のライフスタイルを見直してみてください。
希望通りのドッグライフを過ごせるように、飼う前にじっくりと考えるようにしましょう。
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