犬の病気は早期発見が重要!日頃どこをチェックすべき?
犬は人間のように言葉で体調不良を訴えることはできません。また、動物の本能的行動として、自分の弱い姿を見せまいと隠すことも多くあります。そのため、犬の病気を早期発見することは難しいです。
しかし、日々の飼い主による観察やスキンシップなどによって、セルフチェックすることも早期発見につながることは大いにあります。
- スキンシップやブラッシングをしながら皮膚に異変がないか
- 排泄物(うんちやおしっこ)に色や形、柔らかさなど異常がないか
- 口周りの色や口臭、よだれの量に異変がないか
- 犬の行動に異変がないか(歩くのを嫌がる、悲鳴のような声をあげる、動かないなど)
以上のようなポイントを毎日確認し、いつもと比べて異常がないか、行動に違和感はないかなどを観察しましょう。
犬がみせる『体調不良のサイン』5選
犬は体調不良を自ら訴えることはあまりありません。訴えたくてもなかなか飼い主に伝わらないこともあるでしょう。ここでは犬がみせている『体調不良のサイン』を紹介するので、毎日のセルフチェックの参考にしてください。
1.呼吸が乱れたり荒くなったりする
激しい運動をしたり散歩から帰った直後でもないのに、なぜか呼吸が荒くなったり乱れるような様子が見られる場合は、体調不良が疑われます。
気管や肺、心臓病などの疾患や熱中症などの危険な症状のサインであることも考えられるので、突然呼吸が乱れたり荒くなったりする場合は、早めに動物病院で診察や検査を受けてください。
2.同じ場所から動かずぐったりしている
いつもは暇な時におもちゃで遊んだりウロウロと歩き回ったり、飼い主に近寄ってくる愛犬が、今日は同じ場所から動かずぐったりした様子を見せている…。このような状態も体調不良を疑ってください。
ただし、1日だけであれば疲れや食べ過ぎ、ストレスなどが原因の可能性もあります。2〜3日ぐったりした様子が続く場合は、動物病院で診てもらいましょう。
3.明らかに食欲がない
普段に比べて明らかに食欲がない場合も注意が必要です。多くの疾患や体調不良では、食欲不振や元気消失などの症状が共通してみられます。
3日以上食欲が戻らない場合は、動物病院で相談してみましょう。また、3日待たずに別の症状が同時に現れている場合は、すぐにかかりつけの動物病院に連れて行ってください。
4.嘔吐や下痢などの症状が2日以上続く
嘔吐や下痢などの症状は、一過性のストレスや食べ過ぎ、疲労などによっても引き起こされる症状です。しかし、嘔吐や下痢など、同時に複数の消化器症状が起こる場合や、2日以上頻繁に嘔吐や下痢を繰り返している場合は、速やかに動物病院へ連れて行きましょう。
他にも下痢や嘔吐と同時にぐったりした様子や痙攣、発熱などの別の症状が現れている場合も危険です。様子を見ずに動物病院へ連れて行ってください。
5.痙攣や意識朦朧などの異常な様子が確認される
痙攣や意識が朦朧としているなど、明らかにおかしな様子を見せている場合は、何らかの疾患や体調不良が悪化している可能性が懸念されます。
そのまま放置してしまうと、症状が悪化したり後遺症が残ったり、最悪の場合、昏睡状態に陥ってしまう危険性もあるので、必ず動物病院へ連れて行き、診察や検査を受けてください。
まとめ
犬は自分から「どこがどのように悪い」と体調不良を訴えることができません。飼い主は日頃から愛犬の様子をよく観察し、異常が見られないか毎日セルフチェックしましょう。もちろん、年に1回の定期検診も忘れずに行ってくださいね!
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