1.ノーリードでの散歩
犬にリードをつけず外を歩かせる「ノーリード」での散歩は絶対にやめましょう。
「うちの子は遠くへ行かないから」「呼べば戻ってくるから」と言ってノーリードで犬を散歩させる飼い主さんが稀にいますが、いくらしつけが完璧な犬でも散歩中に何かに驚けばパニックになって逃げてしまい、そのまま行方不明になってしまう可能性があります。
誤飲事故や他の犬とのトラブルを防ぐことも難しく、ノーリードでの散歩は犬の命が危険に晒されやすくなってしまうでしょう。
また、フリーの状態での散歩は犬を危険に晒すだけでなく、周囲にいる人にも大変迷惑な行為です。
「うちの子は絶対噛まない」と飼い主が思っていても、周囲の人にはそんなことは分かりませんから、ノーリードの犬が近くにいるだけで怖い思いをする人はいます。
世の中には犬好きな人ばかりではなく、犬が苦手だという人も大勢いるということを飼い主さんは理解しておかなくてはいけません。
リードは犬を守る命綱。周囲の人への配慮の為にも散歩の際は必ずつけるようにしてください。もし愛犬を自由に走らせてあげたいなら、リードが不要なドッグランを利用しましょう。
2.炎天下での散歩
夏の時期に注意したいのが、炎天下で犬を散歩させる行為です。
日本では夏にアスファルトの温度が60℃近くになることがあり、日差しが強い時間帯に犬を散歩に連れて行くと肉球を火傷してしまう恐れがあります。犬は体温が人間よりも高く、体が地面と近いため熱中症にもなりやすいでしょう。
愛犬を守るため、暑い時期の散歩は早朝、もしくは日が暮れた夜に行くよう配慮してあげてください。犬を地面に降ろす前に飼い主さんが素手で地面を触り、熱くないか確認することも大切です。水分補給も忘れずに行い、暑い時は散歩を休む選択をするのも良いでしょう。
3.スマホを見ながら散歩する
飼い主さんがスマホを見ながら犬を散歩するのも大変危険です。
ただでさえ危ないといわれている歩きスマホですが、最近では犬の散歩中にも画面に夢中になっている人を見かけます。
歩きスマホをしている人が、連れている犬の目の前に異物が落ちていたとしたらすぐに気づくことができるでしょうか。
もしかしたら、愛犬が異物を飲み込んだとしても気づかないかもしれません。スマホばかり見ていたら、自転車やバイクが近づいてきたことに気づくのも遅れてしまうでしょう。
散歩中はさまざまな事故のリスクがあるため愛犬から目を離さないことが大切ですし、愛犬とコミュニケーションを取りながら散歩するべきです。スマホはしまって、愛犬との散歩の時間を楽しむようにしましょう。
4.自転車に乗りながら散歩させる
飼い主さんが自転車に乗った状態で、リードに繋いだ犬を散歩させるのも絶対にNGです。
自転車に連れられた状態での散歩では、犬は足が痛くても呼吸が苦しくても歩き続けなければいけません。止まりたい時に止まれない状況では、犬が体調を崩してしまう恐れがあります。
もしリードが車輪に絡まれば犬も飼い主も大怪我をしてしまうでしょうし、歩行者や他の自転車と接触するリスクも高くなります。
犬の散歩は自転車には乗らず、一緒に歩いて行うようにしましょう。何らかの理由で歩いての散歩が辛い場合は家族に代わりに行ってもらうよう頼んだり、散歩代行を利用するようにしてください。
まとめ
今回は、犬を危険に晒す「散歩方法」について解説しました。
もしご自身の散歩方法に当てはまるものがあったなら、すぐにでも改めるようにしてください。
愛犬を守るために、「自分やうちの犬は大丈夫」という油断は捨てて、愛犬のためにも安全に散歩を楽しむようにしましょう。
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