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犬が『突然吠えなくなった』時に考えられる5つの理由 注目すべきポイントから、体の異常の可能性まで


犬が「突然吠えなくなった」時に考えられる理由

芝生に伏せて笑う柴犬

普段よく吠えている犬が、突然吠えなくなったりすると、ちょっと心配になりますよね。

食欲は変わりありませんか。元気にお散歩していますか。体重の急激な増減はありませんか。

突然吠えなくなったこと以外に何か変化や異常は起きていないか、今一度愛犬の状態を確認してみましょう。

犬が吠えることに必ず理由があることと同じように、吠えなくなることにも必ず理由があります。その理由が分からないとき、飼い主はとても不安になりますよね。

そこで今回は、犬が「突然吠えなくなった」時に考えられる理由について解説します。愛犬が突然吠えなくなった理由を一緒に探ってみましょう。

1.満たされているから

犬が「突然吠えなくなった」時に考えられるのは、満たされているということです。

犬は、「お散歩に連れて行って!」「おやつちょうだい!」「一緒に遊んで!」と、吠えて要求します。構ってほしいときにもよく吠えますよね。

満たされているときは、吠えて要求する必要がないのです。突然吠えなくなったのは、楽しくお散歩し、美味しくごはんを食べ、安心してお留守番ができているからでしょう。

また吠えるようになることがあれば、(今日はお散歩が足りなかったかな?)という気づきのきっかけにもなると思います。

2.難聴になったから

犬が「突然吠えなくなった」時に考えられるのは、難聴です。

犬の難聴は、老化や病気が主な原因で、聴力が低下した状態のことを言います。いわゆる、「耳が遠くなった」という状態です。

老化が原因である場合には、内耳や中耳の機能が低下したことにより、聴力が低下したということが考えられます。

病気が原因である場合には、内耳炎・中耳炎・外耳炎などによって、音を感じる部分に炎症が起きているのではないかと考えることができます。この場合、若い犬が難聴になることもあります。

難聴になると、突然吠えなくなるだけではなく、突然臆病になる犬もいます。近づくものを怖がったり、触られることを嫌がったり、不安や恐怖で人の手を噛んでしまうこともあります。

内耳炎・中耳炎・外耳炎などの病気が悪化している可能性もあるため、(耳が遠くなったな…)と感じられるときは、動物病院で診てもらいましょう。

3.体調不良だから

丸いベッドに寝ているジャックラッセルテリア

犬が「突然吠えなくなった」時に考えられるのは、体調不良です。

気温の変化によって、体調を崩してしまうことがよくあります。寒暖差が激しいとき、季節の変わり目には注意が必要です。

ごはんを食べ残したり、全く食べなかったりすることがあります。無理に食べさせる必要はないので、しばらく様子を見てみましょう。

軟便・下痢・嘔吐の症状があるときは、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

4.怪我をしているから

さっきまで元気に吠えていた犬が「突然吠えなくなった」時に考えられるのは、怪我です。

元気に走り回りすぎてしまい、滑ったり転倒したりしたのではないでしょうか。階段を下りるときに踏み外したり、高い場所から飛び降りたりしたのではないでしょうか。

脱臼や骨折などの大怪我を負っている可能性があります。手足を引きずって歩いたり、手足を上げたまま歩いたりしていませんか。触れようとすると怒ったり咬みついたりしませんか。

怪我の可能性があるときは、早急に動物病院へ行きましょう。

5.好奇心や興味が薄れたから

犬が「突然吠えなくなった」時に考えられるのは、好奇心や興味が薄れたということです。

3歳~5歳くらい、5歳~7歳くらいになると、好奇心や興味が薄れることがあります。おとなの犬へと成長したとき、シニア犬になったときです。

突然吠えなくなったこと以外には、おもちゃで遊ばなくなったり、他の犬と遊ばなくなったり、「遊ばなくなる」という変化にも気づいていらっしゃるのではないでしょうか。

まとめ

床にはいつくばる犬

犬が突然吠えなくなった時に考えられる理由を5つ解説しました。

  • 満たされているから
  • 難聴だから
  • 体調不良だから
  • 怪我をしているから
  • 好奇心や興味が薄れたから

無駄吠えで悩む飼い主にとっては、吠えなくなるということは良いことなのですが、あまりにも突然であると心配になりますよね。

様々な可能性がありますので、愛犬の様子をよく観察し、異常が見られる場合には獣医師に相談しましょう。


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