保護されたのは虐待を受けた野犬。人を信じ続け幸せを掴むまでの動画が、YouTubeチャンネル「海外で保護犬活動【野良犬ふれあい広場 】」に投稿されました。動画は3.5万回以上再生され「もう一度信じてくれてありがとう」「幸せを祈ります」などのコメントが寄せられています。
スプレーで虐待された野犬を保護
日本のみならずネパールでも犬の保護活動をしている投稿主さん。1匹でも多くのワンコを救いたいと日々精力的に活動されています。
そんな投稿主さんの元に、保護後、入院していた野犬のワンコ「カイロ」くんが戻ってきました。茶色い被毛の体にはピンク色や黒色といったそぐわない色が目に留まります。色の正体はスプレーであり、なんと警察官がカイロくんに落書きしたのだといいます。
もはやイタズラではなく虐待であり、驚きの事実に声も出ません…。
カイロくんが行きたい場所は「元保護主さんの家」でした
診察台の上でお腹周りの毛を剃ると、スプレーの痕が色濃く残っていたそう。体もガリガリに痩せており健康状態は悪かったといいます。
お家で休んでいたのもつかの間、ワンワンと鳴き始めたカイロくんを見て焦る投稿主さん。というのも、大家さんに「吠えないのなら1週間だけ」という約束で連れ帰ったため、鳴いてしまうと家を出なければなりません。
そこで、投稿主さんも見守ることが出来る別の場所へ移動しよう…そう思いましたが、当のカイロくんは別の場所へ行きたがったといいます。それは「元保護主さん」のお家でした。
喜ぶカイロくんを見た投稿主さんの決断とは…?
実はこの保護主さんは一度カイロくんを引き取ったものの、手放してしまった経緯があるのだとか。そのため『対応しだいでは引き渡さない』と決意を持って訪れたといいます。
いざ保護主さんに再会したカイロくんはヘリコプターのように尻尾を振って喜び、保護主さんもその思いに応えるようにカイロくんを心から受け入れている様子。何よりもカイロくんの喜ぶ姿を見た投稿主さんは『もう一度信じてみよう』と心に決め、再度保護主さんに引き渡したそうです。
その後のカイロくんは「ハンサム」くんと名付けられ、保護主さん宅で幸せに暮らしているといいます。彼の意志を尊重し大きな決断をした投稿主さんと、一度愛してくれた家族を信じ続けたカイロくん。家庭犬としての幸せを願うばかりです。
こちらの投稿には「切な過ぎて涙なしには見られません」「カイロくんが幸せなことが一番!」「もう一度の飼い主さんの元でずっと幸せに暮らすことを祈ります」などのコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「海外で保護犬活動【野良犬ふれあい広場 】」には、保護されたワンコたちの成長や旅立ちが投稿されています。日本とは異なるネパールのワンコ事情もご覧ください。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「海外で保護犬活動【野良犬ふれあい広場 】」さま
執筆:anrai0419
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております
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