️犬が人をバカにしているときにする行動
お迎えしたばかりの時はひたすら甘えて頼ってきていた愛犬も、一緒に暮らしが長くなるにつれ、人をバカにしているような行動をすることがあります。
まずは、どのような行動が人をバカにしているときなのか、確認しておきましょう。
1.指示に従わない
犬と一緒に暮らしていくには欠かすことのできない「オスワリ」「マテ」などの基本的な指示しつけが必要です。
これらをマスターしているにもかかわらず、特定の人からの指示にのみ従わないという場合には、その人のことをバカにしている可能性があります。
具体的には、大人の指示には従っても、こどもが同じ指示をしても従わない、などの場合が該当します。
2.要求吠えをする
遊んでほしい、ごはんがほしい、お散歩に行きたいなどのタイミングで、激しく吠えて自己主張してくる「要求吠え」。
要求吠えが目に余る場合には「吠えれば言うことを聞いてくれる」「吠えれば自分の思い通りになる」と人をバカにしているのかもしれません。
おそらく、過去に要求吠えをしたときに、吠えるのをやめさせるために即座に言うことをきいてしまったせいでそのように誤解させてしまった可能性があります。
3.マウンティングをする
相手に覆いかぶさったり足にしがみついたりして腰を振る、いわゆる「マウンティング」にはさまざまな意味があると考えられています。
ただし、マウンティングをやめさせるとあからさまに怒るような場合には、その犬は人を自分より下に見ており、自分の優位性を示したいがためにマウンティングをしている場合があります。
️愛犬にナメられないためにできること
かつて一般的だった「飼い主は愛犬と主従関係をしっかり築かなくてはならない」という考え方は、近年では否定されています。
しかし、だからといって愛犬にナメられてもいいというわけではありません。
愛犬との良好な関係を築くためには、飼い主さんが「信頼に足りうる存在である」ことをしっかり愛犬に示さなければならないのです。そのためにも、日頃から下記のことを意識して愛犬と接する必要があります。
言いなりにならない
(かわいい愛犬の願いはできるだけ叶えてあげたい…)と思ってしまう気持ちはわかります。しかし、あまりに要求を通してばかりいると、犬は「この人は自分の言いなりだ」と学習して味を占めてしまいます。
要求吠えをしていると気づいても、「まずは無視をする」のが最善の方法です。無視を貫いていれば「吠えても意味がない」と悟って、そのうち要求吠えをしなくなります。
叱るときは毅然と叱る
犬がいけないことをしたときには、毅然とした態度でわかりやすく叱ることが大切です。曖昧な態度をとっていると犬は善悪の判断がつきません。
犬は低い声にネガティブな印象を持つことがわかっています。なるべく低い声を意識して「ダメ」「いけない」などの短い言葉でピシャッと叱るようにしましょう。
一貫した態度をとる
犬は「良いこと」「悪いこと」をしっかり教えてくれる人のことを信用します。その人の判断に従っていれば間違いないと思えるからです。
犬が同じことをしてもそのときの気分によって許したり叱ったりしていると「結局、これは良いことなの?悪いことなの?」と混乱してしまいます。
愛犬に対して常に一貫した態度をとることが、愛犬の信頼を得るための最も重要なポイントです。
️まとめ
今回は、犬が人をバカにしているときにする行動について解説しました。
特に「賢い」と言われる犬種であればあるほど、飼い主さんが毅然としていないとすぐにナメられてしまうため、注意が必要です。いったんナメられてしまうとその印象を取り払って関係を築き直すのは大変です。
今回ご紹介したような行動が少しでも見られたら、早急にご自身の態度を見直してみることをおすすめします。
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