「犬が怖がってしまう人」の特徴
犬は、基本的には、人間を好ましく思ってくれるように、長い年月をかけて家畜化されているものです。
しかし、そんな犬であっても、どうしてもこの人は好きになれない、どうしても怖い、と感じてしまう特徴を持っている人間がいるのも事実。
そこで今回は、「犬が怖がってしまう人」の特徴について解説します。
1.想定外の動きをする
人間同士が対峙した場合、相手の発する言葉や行動は、出会った瞬間から時間の経過とともに、ある程度は予測できますよね。
しかし、予想外の返答をしてくる人や全く想定外の行動をしてくる人に対しては、最初は驚き面白がることができても、あまりにも度が過ぎてしまったり続いてしまったりすると、あまり好意的に捉えることが難しくなってくるものです。
実は犬もこのような傾向があり、犬にとって想定していることとは違う行動や全く予測できない動きをする人などについて、(苦手だ)(怖い)と思うことが多いようです。
これに良く当てはまってしまうのが、実は人間の子どもです。
子ども達は犬にとって、急に動き出したり想定外の大声を出したり、毛を引っ張ったりと、身と心の安全を脅かす危険な存在と認識されることが多いようです。そのため大人だけの世帯で育った犬は、小学生くらいまでの子どもを避ける傾向があります。
また、フレンドリーすぎる人も怖がる可能性があります。犬にとってはゆっくり距離を縮めたいところ、想定以上の速さで近づいてきて、いきなり体を触ったりされることには恐怖を感じてしまうのでしょう。
2.大きく低い声
多くの犬は男性と女性を比べた場合、男性の方を怖がる傾向があります。これは、体の大きさの問題もありますが、発する声の高さが関係していることが多いようです。
大抵の男性は女性に比べ低い声ですし、大きな声を出すと人によっては怒鳴っているように聞こえることもありますよね。犬は、この空気を大きく振動させる低くて大きな声が苦手な子が多いのです。
男性の皆さんは普通に話しているつもりでも、意外とその声は低かったり大きかったりするものです。かといって女性や子どもの甲高い声だけでは、犬も興奮してしまって問題行動を起こしやすくなってしまいます。
また、人間の声の調子というのは、表情に左右されることが多いものです。犬に接する際は、穏やかな声音と優しい笑顔を意識していくとよいでしょう。
3.じっと目を見つめがち
実は犬にとって「目を合わせる」ことは、「相手を威嚇している」ことと同じ意味を持ちます。
特に人間の場合、座り込んだり寝転んだりしないかぎり、必ず犬より目線が高くなってしまいますよね。そんな高い位置からじっと見降ろされるということは、犬からしてみると、喧嘩を売られている、ということと同じ意味になりかねません。
犬はお互いに争いを避けるため、意識的に目線を逸らしたり顔ごと相手を知らないふりをしたりするくらい、普通の状況では目を合せようとはしません。
しかし特に日本人は、相手の目を見ることが親愛の証という風潮もあるため、かわいい犬を目にすると、ついついじっとその犬の目を見つめてしまうのです。これは犬にとって、とんでもない恐怖となります。
散歩の途中などに出会った犬と仲良くなりたい場合、いきなりアイコンタクトを求めるのではなく、目を逸らして斜めから近づき、そっと手のにおいを嗅いでもらうことから始めましょう。
まとめ
今回は、「犬が怖がってしまう人」の特徴について解説しました。
犬は穏やかな人や目線を無理に合わせようとしない人を好むため、ある程度仲良くなるまでは、犬の方から近寄ってくれるのを待つほうが良いでしょう。
穏やかに話しかけ、ゆっくり犬のペースでにおいを嗅いでもらいましょう。
そして、犬の方から「触っていいよ」と許可してもらうまでは、自分勝手に触ったり撫でたりせず、じっと我慢できるようになれれば、「犬が怖がってしまう人」からは卒業できるでしょう。
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