愛犬が「わかってほしい」と思っていること
人間のように言葉を話せない犬は、飼い主に対して日々どのような思いを抱いているのでしょうか?
もしかしたら、わたしたち人間は、愛犬の気持ちを正しく理解できず、思い込みで対応してしまっているかもしれません。愛犬の幸せを願う飼い主さんなら、愛犬のさまざまな心理を知っておくべきでしょう。
そこで今回は、愛犬が「わかってほしい」と思っていることについて解説します。ぜひこの機会に、愛犬の心理について考えてみてはいかがでしょうか。
1.毎日遊んでほしい
人間と犬は遊びの感覚が異なり、元気な犬であればエンドレスに「遊んで!」と誘ってくるでしょう。犬は毎日のように遊んでほしく、毎日のように飼い主さんとスキンシップを取りたいと思っています。
飼い始めの頃は何時間も遊んでいたけど、最近は1日ほんの数分だったり、数日置きに一度程度しか遊んでいないかも…と思う方は、この機会にコミュニケーション時間を見直してみてください。
散歩と遊び時間を含めて1日2時間以上は、犬と向き合う時間を取るのが理想的です。年齢や体力を考慮しながら、運動不足にならずにストレスも溜まらない生活を目指しましょう。
2.叱られたくない
犬は基本的に反省はしません。そして、叱られても「怖い」「やめて欲しい」とばかり考えています。
犬の叱り方は低い声で「ダメ」などと、短い単語で伝えることが大切です。大声で「やめなさい!」と感情のまま怒ると逆効果になりやすく、トラウマを植え付けてしまいます。
犬が顔をそむけたり物陰に隠れたりするのは、恐怖体験から逃れるためです。もし、愛犬が嫌がるそぶりを見せたら、それ以上叱るのはやめましょう。
犬は、飼い主さんに褒められるために生きています。叱る機会を減らす工夫をするのも、飼い主さんの役目です。ぜひ、どんどん褒めて伸ばしてあげてくださいね。
3.飼い主さんのことは誰よりも好き
愛犬が自分のことを、好きか嫌いか気になっている飼い主さんも少なくはないようです。いつも傍にいてくれる飼い主さんのことを、犬は「誰よりも好き」と思っていますよ。
母犬から離れた犬は、飼い主さんを親のように見ています。家族の一員として迎え入れた日からずっと一緒にいる訳ですから、どんな人よりも飼い主さんのことを信頼していますよ。
4.ひとりでいたい気分の時もある
いつでも遊びに誘ってくる犬ですが、だからといって1日中触れ合っていたい訳でもありません。犬は1日12〜15時間程度は寝て過ごすため、日中も昼寝をする時間が必要です。
犬と人間は生活するペースが違い、十分な睡眠時間を確保しないと健康を害してしまいます。犬が寝ている時はそっと見守り、触りすぎないよう心がけましょう。
特に年齢を重ねた犬は若い頃とは違い、体力温存のために横になる時間が増えます。
また、犬とべったりくっ付いて過ごしてしまうと、ストレスになる可能性もあります。付かず離れずの距離で生活を続けるのがベストです。
5.どんなこともすぐ忘れてしまう
犬の記憶は数秒と言われており、ついさっきの出来事も実は忘れてしまいます。特に叱られた内容はいちいち覚えていません。
もし愛犬が同じいたずらを繰り返しても、「こないだもやったでしょ!」と注意するのは有効的ではないのでやめましょう。その都度「ダメ!」とだけ伝えて、その場は終わりにします。
ただ、一定期間愛情を持って接してくれた相手のことは忘れません。大好きな飼い主さんや人のことは、ニオイや音などと合わせて覚えています。
まとめ
犬が「わかってほしい」と思うことは、人間にとって理解できない部分もあるでしょう。犬の生体や理想的な生活を知ると、愛犬の気持ちに寄り添うことができます。
愛犬の幸せを願う飼い主さんは、ぜひこの機会に生活やコミュニケーションの取り方などを見直してみてくださいね。
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