犬が「ペットホテルに預けられた時」に感じるストレス
犬はペットホテルに預けられたとき、様々な場面でストレスを感じることがあります。何に対してストレスを感じるかは、その犬の性格や状況によって異なるので、ぜひ愛犬の気質とあわせて見極めましょう。
1.知らない場所に緊張する
犬は慣れていない場所や事柄に対して、不安やストレスを感じることが多くあります。そのため、初めて預けられたり慣れていなかったりするペットホテルでは、緊張してしまい落ち着いて過ごせないことも多いと思います。
そうした場所では、ゆっくり休んだり眠ったりできないことも多いので、慣れないペットホテルでは心身に大きな負担がかかることもあるでしょう。
2.知らない人や犬がいて怖い
ペットホテルには、お世話をしてくれるスタッフや預けられている他の動物がいると思います。慣れていない人や他の犬が苦手な場合、そのような相手に囲まれて過ごすペットホテルでは、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
特に、他の犬がワンワンと吠えて騒いでいる環境などでは、なかなか落ち着いて過ごせないことも多いため、ペットホテル選びの際は受け入れ環境のチェックをしっかりおこなってください。
3.長時間狭い空間にいてつらい
普段自宅では、部屋のなかを自由に動き回って伸び伸び生活していると、ペットホテルで長い時間ケージに入れられると苦痛やストレスを感じることがあります。
部屋のなかで自由に過ごせたるところもあれば、1日2回の散歩以外はケージに入ったままのところ、ドッグランでたっぷり遊ばせてもらえるところなど、ペットホテルには様々なタイプがあります。
愛犬の年齢や体力に合わせて、犬がストレスなく過ごせるところを選ぶようにしましょう。
4.捨てられたと思ってしまう
犬がペットホテルに預けられたときに感じるストレスとして、最も大きなものが「飼い主さんに捨てられたのではないか」という不安です。
普段からあまり留守番をする機会がない犬は、飼い主さんと離れること自体に不安やストレスを感じます。自宅での留守番には慣れていても、知らない場所に置いていかれると「飼い主さんがもう戻ってこないのではないか」と感じてしまってもおかしくないでしょう。
犬がそのような不安やストレスを感じながら過ごすと、ペットホテル自体に嫌なイメージがついてしまいます。そのため、またペットホテルに預けたときに同じようなストレスを感じてしまう可能性があるのです。
犬が「ペットホテルに預けられたとき」でもリラックスできる方法
犬のストレスをいくら理解できても、人間側にはどうしてもペットホテルに預けなくてはいけない事情もあります。
では、愛犬にストレスを感じさせないために、できるだけリラックスさせるためには飼い主としてどうしたら良いのでしょうか。
愛犬の性格に合ったホテルを見つける
前述の通り、ペットホテルには様々なタイプがあります。
ペットホテルを専門サービスとしているところだけでなく、動物病院やトリミングサロン、ドッグトレーニング施設などに併設されているペットホテルもあります。
また最近では、人間が利用するホテルの敷地内に別棟でペットホテルが用意されているところも増えてきました。
さらに、預かりの方法についても、複数の犬と同じスペースで遊びながら過ごすところから小さなケージに入りっぱなしのところまで様々です。
散歩の回数やスタッフが夜間も常駐しているかなど、サービスも多彩なので、愛犬の気質や活動量に合うペットホテルを見つけてあげましょう。
短時間から預けて慣らす
知らない場所に突然預けられると、どんな犬でも少なからずストレスを感じます。そのため、ペットホテルに預ける際は、できるだけ短い時間から慣らしてあげることをおすすめします。
普段から通っている動物病院やトリミングサロンなどであれば、場所にもスタッフにも慣れていると思いますが、そうではない場合は泊りではなく「デイ預かり」と呼ばれる形の短時間の預かりからスタートしましょう。
そして「ここに預けられても必ず飼い主さんが迎えに来てくれる」ということを覚えさせて、泊まりになっても安心して待っていられるようにしてあげてください。
犬や飼い主のにおいがついたものを持たせる
ペットホテルに犬を預けるときは、犬自身や飼い主さんのにおいがついたものなど、犬が安心できるものを一緒に預けてあげるといいでしょう。
普段から使っているマットや毛布、おもちゃ、食器などホテルのスタッフに了承を得たうえで、持たせてあげてください。
まとめ
愛犬をペットホテルに預けたことがある飼い主さんや、これから預ける予定があるという飼い主さんは多いと思います。
預けることを「かわいそう」と思ってしまう飼い主さんもいるようですが、きちんと配慮をしていれば、決して悪いことではありませんし、犬の楽しみになることもあるでしょう。
愛犬がペットホテルでできるだけストレスを感じず、リラックスをして過ごせるように、様々な観点から配慮をしてあげてください。
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