「神経質な犬」の特徴とは
犬の性格には人間同様、さまざまな性格が存在します。天真爛漫だったり強気な性格な犬もいれば、繊細で神経質な犬もいます。
一般的に、犬は明るく陽気なイメージですが、お迎えした犬が神経質な性格だったとしたら、対応に困ってしまう場合もあるかもしれません。
そこで今回は、「神経質な犬」の特徴について解説します。「うちの子って神経質かも?」と感じている場合は、ぜひ参考にしてくださいね。
1.警戒心が強い
神経質な性格の犬は警戒心が強く、さまざまな音や物、人に対して吠えてしまうことが多いです。
初めて見るオモチャにビクビクしながら近づいたり、初めて会う人を怖がってしまう犬は警戒心が強く神経質だといえるでしょう。
2.眠りが浅い
神経質な犬は眠りが浅く、寝ていても物音がするとすぐに起きてしまう特徴があります。
家族とリビングで寛いでいる時にも、飼い主の動きや物音が気になってなかなか眠ろうとしない犬が多いでしょう。
質の良い睡眠は犬の健康維持には必要不可欠ですので、愛犬が神経質だと感じる場合、夜はしっかり眠れるように飼い主が配慮してあげましょう。
3.変化が苦手
ドックフードの種類が変わると食べようとしない、模様替えでケージの位置が変わると中に入ろうとしない…というように、変化が苦手な犬は神経質だといえます。
神経質で変化に敏感な犬は、環境が大きく変わるとストレスで体調を崩すことが多いです。
引っ越しなど大きな変化が起きる時には、特に配慮して愛犬をケアしてあげるようにしましょう。
犬の緊張感を和らげるために普段からできること
「神経質な犬」の特徴が把握できたら、飼い主として普段から配慮して対応してあげる必要があります。
繊細で神経質な愛犬の緊張を和らげるために、普段からできることとは一体なんなのでしょうか。
落ち着く生活環境を整える
騒がしすぎる場所では、神経質な犬は落ち着いて休むことができません。犬の生活空間は、できるだけ静かになるよう整えてあげましょう。
例えば、愛犬のケージをドアの付近からリビングの静かな場所に移動させたり、ブランケットをかけて人目が気にならないようにしたりするなど、犬が普段いる場所に合わせて最適な対策をとる必要があります。
愛犬が本当にリラックスして過ごせる場所になるまで、いろいろと試して工夫してあげたいですね。
社会化訓練をしっかり行う
「社会化」とは、犬が人間と共に暮らすために社会に順応することをいいます。社会化期とは生後3週齢~12週齢ごろの時期で、日常的に触れるものや人などの音や声に慣れて受け入れていく時期にあたります。
犬の社会化を促すためには、子犬の頃からさまざまな場所に連れて行き、知らない人や他の犬と触れ合わせる機会を多く持って慣らしておくことが大切です。
社会化の訓練を行っていれば神経質な性格の犬でも、知らない相手を警戒せずに受け入れることができるようになり、物音などに吠えることも少なくなるでしょう。
社会化を行うのは子犬の時期がベストですが、成犬でも時間をかけてゆっくり訓練を行えば少しずつ慣れていきますので、愛犬のペースを見ながらチャレンジしてみましょう。
ストレスを発散させる
犬はストレスを溜めると余計に神経質になってしまいます。そのため、運動や知育玩具での遊び、飼い主との触れ合いでストレスを発散させるよう意識してください。
マッサージや犬用のヒーリング音楽も犬の緊張感が取れやすくなるのでオススメです。
まとめ
「神経質な犬」は、大らかな性格の犬よりもストレスを感じやすい傾向にあります。
ストレスは犬の健康にも影響を及ぼしますが、生まれ持った性格を変えることは簡単なことではありません。
しかし、性格をガラリと変えることはできなくても、犬ができるだけ緊張せず穏やかにいられるように飼い主ができることはたくさんあります。
ぜひこの記事を参考に、愛犬の緊張感を和らげてあげてくださいね。
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