カットが必要な理由は?『トリミングが必要』な犬種5選
犬の多くは定期的にトリミングサロンへ連れて行き、毛をカットしてもらう必要があります。中でも特にトリミングが必要な犬種をご存知でしょうか。ここでは『トリミングが必要』な犬種とその理由を紹介します。
1.プードル犬種
プードル犬種は一見すると短毛に見えますが、実際は1本1本の毛にカールがかかっているため、全体的に短毛に見えるだけです。
くるくると強いカールがかかっている毛質に皮膚が覆われているため、蒸れて皮膚が傷んでいないか、また毛が絡まり合っていないか、ノミやダニが潜んでいないかをチェックするためにも、2ヶ月に1回程度を目安にトリミングが必要です。
2.マルチーズ
マルチーズの毛は純白の美しい長い皮毛が特徴的です。シルキーコートと呼ばれるほど柔らかい毛質で長さもあるため、静電気が起こりやすいというデメリットも見られます。
また長毛が絡まり合って毛玉になりやすいため、静電気や毛玉を防ぐ目的で特にトリミングが必要な犬種です。基本的には2ヶ月に1回を目安に、静電気が発生しやすい冬場は1ヶ月に1回程度を目安にカットすることが推奨されています。
3.ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアも長毛犬種として有名です。美しく地面まで届くようなサラッとしたロングヘアは、美しさと可憐な見た目を印象付けてくれます。
そんなヨークシャーテリアは犬の中でも毛が伸びるスピードが格段に早いため、1〜2ヶ月に1回を目安にカットする必要があります。
4.シュナウザー犬種
シュナウザー犬種も1ヶ月に1回を目安にカットすることが推奨されている犬種です。なぜならば、ダブルコート(二層構造)犬種であり、カットしないと毛玉ができやすいからです。
また毛質によって冬場は静電気が起きやすく、長毛が床や壁のホコリを絡み取ってしまう恐れがあります。したがって、冬場はカットだけでなく、1ヶ月に1〜2回を目安にシャンプーも行ってあげましょう。
5.シーズー
シーズーはダブルコート犬種かつウェーブがかった毛質が特徴的です。そのため、定期的にカットしなければ伸び続けてしまう上、毛玉ができてしまう恐れもあります。
また、伸び切った毛がホコリを絡み取ってしまったり、皮膚病を発症してしまうリスクも高まるため、1ヶ月〜1ヶ月半に1回を目安にカットすることが推奨されています。
伸びる毛を放置した場合に考えられるリスクとは
もしも犬の伸びきってしまった毛を放置した場合、どのようなリスクが考えられるのでしょうか。
- ノミやダニが家の中で繁殖する恐れ
- 体温調整ができずに熱中症になる恐れ
- 毛玉ができて不衛生な状態に
- 皮膚が蒸れて皮膚炎を発症するリスク
- 目に毛が入り傷つけてしまう恐れ
- 体臭がきつくなる
必要に応じて毛をカットしないことで以上のようなリスクが考えられます。犬種によって適切な頻度でトリミングサロンに連れて行ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介したように犬の中には頻繁にカットが必要な犬種もいます。愛犬はどの程度の頻度でカットが必要なのか把握し、適切な頻度でトリミングサロンに連れて行ってあげてください。
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