犬は野菜を食べても大丈夫なの?
犬は「肉食寄りの雑食」であるため、野菜も食べることができます。歯ごたえが良く、甘味のある野菜を食べるのが好きだという犬は珍しくありません。
ただし、現代の犬が主食にしているドッグフードは栄養バランスに優れているため、野菜を食べなくても健康を保つことはできます。しかし、野菜も食べることで、ビタミンや食物繊維、水分をより多く摂取することが可能です。
肥満傾向にある犬には、高カロリーのおやつの代わりに野菜を与えれば、ダイエットにもなるでしょう。
このように、野菜を犬に与えることには多くのメリットがあるのですが、実はその与え方には注意する必要があります。愛犬に野菜を与えたいと思ったら、まずはその「タブー」について知っておかなくてはいけないのです。
犬に野菜を与える際の「3つのタブー」
ここからは、犬に野菜を与える際の「タブー」について解説します。以下のようなことは、犬に野菜を与えるときにしてはいけません。
間違った与え方をすると、犬が体調を崩したり、最悪の場合は命に関わることもありますので、しっかり把握しておくようにしましょう。
1.犬に有害な野菜を与える
「犬は野菜を食べることができる」とお伝えしましたが、野菜の中には犬にとって有害となる物もあります。
愛犬に野菜を与えたいと思ったら、まずは必ずどんな野菜が犬にとって有害なのかを事前に調べておくようにしましょう。
犬に害がある野菜は、主に以下のとおりです。
- 玉ねぎ
- 長ネギ
- ニラ
- にんにく
- アボカド
- 銀杏
- 長芋、山芋
上記の野菜には、犬が食べると体調不良を起こす成分が含まれています。特に、ネギ類は食べると犬が死んでしまう可能性が高いので、絶対に与えてはいけません。
また、一般的には犬が食べても問題がない野菜でも犬の体質によっては合わないこともありますので、初めて与える野菜は少量から試して様子を見てください。
2.カットせずに生のまま与える
野菜を犬に与える時は、喉に詰まらせないように細かく刻んで与えましょう。
特に、子犬や高齢犬などは喉に食べ物を詰まらせやすいので注意してください。ペースト状にするのもオススメです。
きゅうりやトマトなどの野菜は生のままでも美味しく食べることができますが、さつまいもやかぼちゃなど固い野菜を犬に与える際は、加熱してから食べさせたほうが良いでしょう。
ちなみに、「きゅうり」「トマト」「レタス」などは生のまま与えても問題ありませんが、「ブロッコリー」「さつまいも」「かぼちゃ」「キャベツ」「オクラ」など生のままでは食感が固すぎる野菜は加熱してから与えることをおすすめします。
3.与えすぎる
健康に良いからといって、犬に野菜を与えすぎてはいけません。
野菜を食べすぎると、犬は食物繊維や水分の摂り過ぎで「下痢」をしてしまう恐れがありますし、糖質を多く含むさつまいもなどは「肥満」の原因となります。
野菜は愛犬に合った量で与えるようにしましょう。
犬に野菜を与える時の理想的な方法
愛犬に野菜を与える時は、「ドッグフードのトッピング」や「おやつ」として食べさせるのがオススメです。
主な栄養は「総合栄養食」と呼ばれるドッグフードで与え、野菜はあくまでも、栄養を補うイメージです。
夏にはきゅうりやレタスで水分を取らせたり、ご褒美として甘味のあるさつまいもを与えるなど、愛犬の体調や好みに合わせて野菜を選んであげましょう。旬の野菜を愛犬と楽しむのも良いですね。
まとめ
今回は、犬に野菜を与える際の「タブー」や「理想的な与え方」をご紹介しました。
野菜は栄養豊富でヘルシーな食材です。与えすぎには注意が必要ですが、愛犬が好きな野菜をおやつにしたり、ご飯のトッピングにすれば健康的な上に犬も喜んでくれることでしょう。
犬に野菜を与えてみたい方は、ぜひこの記事を参考に愛犬の好きな野菜を見つけてみてくださいね。
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