犬に散歩は必要不可欠
犬に絶対必要なお世話はいくつかありますが、その中のひとつが「散歩」です。
散歩は犬にとって次のような意味や効果があります。
- 運動
- ストレスの発散
- 飼い主とのコミュニケーション
- 社会化訓練
- 脳への刺激
散歩に連れて行かないと犬は運動不足から肥満になったり、ストレスが溜まって問題行動を起こすようになってしまいます。
どれくらいの距離を歩くべきか、1日に何回散歩に行くかなどは犬によって異なります。しかし、たとえ小型犬であっても、基本的に散歩は毎日必要です。
犬が満足しない「散歩の仕方」
犬の散歩は「基本的に毎日必要」だとお伝えしましたが、散歩といっても、ただ「犬を外に連れ出して歩かせれば良い」という訳ではありません。
散歩のやり方によっては犬が満足せず、ストレスを溜めたり運動量が足りないという事態になることも考えられます。
ここでは犬が満足しない散歩の仕方を紹介しますので、参考にしてください。
1.歩く時間が短すぎる
歩く時間が短すぎる散歩では、犬は満足することができません。どのくらいの時間歩かせれば良いかは犬によって異なりますので、愛犬に合った散歩の時間を確保するようにしましょう。
犬の体調や気候が悪い時、どうしても飼い主が忙しい時などを除き、「面倒だから」「忙しいから」といって、毎日数分程度しか散歩しないのはNGです。
2.毎日同じコースばかり歩く
犬は散歩中さまざまな物を見たり嗅いだりすることで脳への刺激を得ていますので、毎日同じ散歩コースばかり歩いていると同じ景色に退屈してしまう可能性があります。
散歩に慣れていない犬や、怖がりな犬は慣れている道のほうが安心できることもありますが、好奇心旺盛な愛犬には日替わりで色んな散歩コースを歩いてあげると良いでしょう。
愛犬に散歩を楽しんでもらうために意識すべきこと
散歩を楽しんでもらうためには、まずは普段している散歩が愛犬に合った内容であるか再確認してみましょう。
散歩の時間や距離は、次の要素を考慮して決めるようにしてください。
- 犬種
- 犬の年齢
- 犬の体調
- 犬の性格
- 気候
犬種では大型犬や中型犬だけでなく、テリアやプードルなど狩猟犬として活躍していた犬にも運動量が多く必要となります。
逆に、シーズーやペキニーズなどの愛玩犬は過度に散歩させるのは負担になってしまいますので、愛犬がどんな犬なのか知っておきましょう。
子犬やシニア犬、体調が悪い犬などは無理をさせてはいけませんし、性格的に散歩が好きな犬もいればあまり得意ではない犬もいます。愛犬の様子を伺いながら、散歩の時間や距離を調節することが大切です。
また、毎日同じ散歩を繰り返すのではなく、「刺激のある楽しい散歩」をすることもポイント。散歩のコースや歩く時間、回数を日によってランダムにすると、犬も「今日はどんな散歩になるんだろう」とワクワクすることができます。
ただ歩くだけでなく、途中で休憩を取って愛犬におやつを与えたり、人がいない広場でロングリードを使って遊んだりするのも、犬が喜ぶのでオススメです。
まとめ
今回は、犬が満足しない「散歩の仕方」について解説しました。
毎日行かなくてはならない散歩はついマンネリ化しがちですが、「愛犬も飼い主も楽しむ」ということを意識するのを忘れないでください。
時々スマホを見ながら犬の散歩をしている飼い主さんがいますが、愛犬との貴重なコミュニケーションの時間をもっと大切にしていただきたいと思います。
是非この記事を参考に、愛犬との散歩をより楽しいものにしていってくださいね。
■関連記事
・犬が目を合わせない行動には理由があった!目をそらす3つの意味
・「愛情を受けている犬」と「愛情不足な犬」の違い
・犬と一緒に寝るって本当にいけないこと?危険性と注意すること
・犬に依存してしまう人が持つ5つの特徴
・愛犬が早死にする可能性も…今すぐにやめたい5つの飼い方