飼い主や家族の姿を確認することで安心できる犬は多い
犬にとって飼い主や家族は仲間であり、一緒にいると安心できる存在です。そのため、飼い主や家族の姿を確認することで、安心感や幸福感を覚えている犬は多くいます。
反対に、一気に家族が外出してしまい家からいなくなったり、突然飼い主の姿が見えなくなると「あれ?」と不安を覚えることもあります。
すると、犬たちは飼い主や家族の姿を探すような様子を見せるのです。その姿を見た人は、つい「愛おしい」「かわいい」と思ってしまうことでしょう。
犬が飼い主を探している時のサイン5選
犬が飼い主を探している時、どのような仕草や行動を見せるのでしょうか。ここでは、犬が飼い主を探している時に見せるサインを紹介します。
1.キョロキョロと辺りを見回す
まずは飼い主がいなくなったことに気付き、辺りをキョロキョロと見回すような様子を見せる犬が多いです。「あれ?飼い主さんの姿が見えない」「声も匂いも感じ取れなくなった」と戸惑っているのでしょう。
その後、飼い主を探し始める犬もいれば、その場で再び休もうとする犬もいるなど、犬によってもその後の対応は様々です。
2.ウロウロと部屋(家)の中を歩き回る
ウロウロと部屋の中を歩き回るような落ち着きのない様子を見せている時も、犬が飼い主を探している時によく見せる行動です。
中には「どこに行ったのー!?」と焦るように、何度も部屋の中を行ったり来たりする様子を見せる犬もいます。外出先からペットカメラなどでこの様子を見たら、早く帰りたくなってしまいますね!
3.空中をクンクンと嗅ぐような様子を見せる
何もない空中に向かって、なぜかクンクンと匂いを嗅ぐような仕草を見せることはありませんか。「何かあるの?」とこちらも不安になってしまいますよね。
空中を嗅いでいるときは、空中に漂う匂いを嗅ぎ取ろうとしています。飼い主の姿が見えない時にこの行動を見せる場合は、飼い主の匂いを辿ろうとしている可能性が高いでしょう。
4.じっと動きを止めて耳を澄ましている
突然動きをピタッと止めて、じっと一点を見つめるような様子を見せる時は、少しの物音も聞き逃さないように動きを止めている可能性があります。
飼い主を探すときも視覚より嗅覚や聴覚を使う犬が多いです。優れた聴覚を使い、飼い主の音が家の中から聞こえないか、聞こえる場合はどこにいるのか音で確認しているのです。
5.「クゥン」や「ワン!」と高めの鳴き声を出す
家の中を探し回っても飼い主の姿が見えない場合、犬によっては「クゥン」と心細そうな鳴き声を上げたり、少し甲高い声で「ワン!」と鳴いて見せたりすることもあります。
「どこにいるの?」「いるなら返事をして」と飼い主に向かって合図を送っているのです。しかし、このタイミングで構ってしまうと「鳴けば来てくれる」と学習してしまい、問題行動につながる危険性があります。
少々かわいそうに思うかもしれませんが、このような時は反応せずに犬が鳴くことを止めるまで見守りましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が飼い主を探している時は、今回紹介したような様子を見せます。見覚えのある方も多いでしょう。しかし、あまりにも取り乱した様子で飼い主を探している場合は、分離不安の可能性も疑われるので日頃の接し方を見直してください。
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