1.ベルジアン・シェパード・ドッグ
ベルジアン・シェパード・ドッグはベルギー原産の大型犬で、牧羊犬や牧畜犬として活躍する、「三角耳」を持つ犬種です。
この犬種は、被毛の特徴から「グローネンダール」「マリノア」「タービュレン」「ラケノア」の4種類に分けられています。
性格はとても繊細で、ひとりで過ごす時間が苦手です。常に飼い主や家族と一緒にいたいと考えています。そのため、長時間のお留守番には向きません。
一方、エネルギッシュで運動が大好きな面もありますので、一緒に運動できるだけの体力と時間を要します。外で遊ぶことが大好きなので、愛犬と一緒にアウトドアを楽しみたいという方に向く犬種です。
2.スキッパーキ
スキッパーキは、ベルギー原産の小型犬で、牧羊犬や牧畜犬として活躍する、「三角耳」を持つ犬種です。スキッパーキとは、ベルギーのフランドル地方の方言で『小さな羊飼い』を意味します。
この犬種は顔立ちがキツネにそっくりなのが特徴的で、陽気で人懐こく好奇心旺盛な性格です。一方では、独立心が強いという一面も持ち合わせています。
周りの状況に敏感になりやすく、他人や他犬に対しては警戒心をむき出しにすることもあります。
ダブルーコートの毛色は基本的にブラックのみ。アンダーコートのみ、ダーク・グレーが認められるとされています。
3.ケアーン・テリア
ケアーン・テリアはイギリス原産の小型犬で、狩猟犬として活躍する「三角耳」を持つ犬種で、テリア種の中で最も古い犬種であるとされています。
注意深く機敏で、勇ましく怖いもの知らず。大胆で独断的な性格ですが、攻撃性は一切ありません。他人や他犬に対しても、陽気で明るく振る舞う一面があります。
しつけに関しては難易度が高めで、飼い主のしつけ次第では手に負えない犬になることもあります。一方、飼い主のしつけ次第では、心強いパートナーにもなれる犬種です。
4.ナポリタン・マスティフ
ナポリタン・マスティフはイギリス原産の超大型犬で、使役犬として活躍する、「V字型耳」を持つ犬種です。
全身の皮膚にシワがあるのが最大の特徴でしょうか。強面は顔からは想像することができないほど、めちゃくちゃ温厚な性格で、運動はとくに好きではありません。
それほど運動量を必要とはしませんが、心と体の健康を維持するため、毎日の運動は欠かすことなく行える家庭環境に向く犬種です。
体重が最大で70kgにもなる超大型犬で、大胆に行動することもあるため、しっかりコントロールできるよう、子犬の頃からトレーニングを始めることが大事です。
5.チェサピーク・ベイ・レトリーバー
チェサピーク・ベイ・レトリーバーはアメリア原産の大型犬で、鳥猟犬や盲導犬として活躍する、「V字型耳」を持つ犬種です。この犬種は、レトリバー種の中で唯一、アメリアで作出されました。
特徴は、体幹部を中心として、ウェーブがかった被毛を持つことです。
飼い主の指示に従って活動することが大好きなので、学習能力の高さを活かし、楽しんでトレーニングを行えることが大事です。
水辺を得意とする犬種なので、「愛犬と一緒にマリンスポーツを楽しみたい!」という方にも向くと思います。
6.ブリュッセル・グリフォン
ブリュッセル・グリフォンはベルギー原産の小型犬で、「V字型耳」を持つ犬種です。今回ご紹介する犬種の中で、唯一の「愛玩犬」です。
ベルギーのマリー・アリエット王妃に愛されていた犬種として有名なのですが、現在の姿になったのは19世紀頃。ヨークシャー・テリアやパグなどと交配されたようです。
特徴的なのは、口や顎に伸びた髭のような被毛があること。気難しい紳士のような印象を与えることがあります。
陽気で明るく遊び好きな性格で、物覚えが良く、しつけトレーニングもしやすいでしょう。一方では、頑固な一面もあり、根気強く接しなければならないこともあるでしょう。
まとめ
今回は、「三角耳」「V字型耳」を持つ犬種を6つ解説しました。
- ベルジアンシェパードドッグ
- スキッパーキ
- ケアーンテリア
- ナポリタンマスティフ
- チェサピークベイレトリーバー
- ブリュッセルグリフォン
今回は珍しい犬種ばかり集めてみたのですが、みなさんが実際に会ったり触れ合ったりしたことのある犬種はいくつあったでしょうか。
私はまだひとつもありません。どの犬種にもぜひ一度は会ってみたいものです。
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