犬も寝不足に陥ると心身ともに悪影響が及ぶ
人間が寝不足に陥るとさまざまな悪影響が現れるように、犬も寝不足になると心身ともに悪い影響が現れます。
元々警戒心の強い犬は浅い睡眠を繰り返していると言われていますが、現代、お家で暮らしている犬たちにとって睡眠不足は大敵です。
一般的に健康的な成犬の場合、1日に12時間前後眠ることが推奨されています。したがって、全く寝ている様子がなかったり夜も眠れている様子がない場合は注意が必要です。
熟睡できていないかも?犬の『睡眠の質が悪い』サイン4選
ここでは犬が熟睡できていない時に見せる症状や行動の変化を紹介します。睡眠の質が悪いと十分な睡眠を確保できないため、ストレス解消や環境の改善を検討する必要があります。
1.元気や食欲がなくなる
十分な睡眠が取れずに睡眠不足に陥っている場合、動く気力がなくなるため、元気がなくなるという明らかな異変が見られます。
また、食欲旺盛だった犬の食欲が落ちドッグフードはもちろん、大好きだったおやつや食べ物にも興味を示さなくなることがあります。
2.イライラして攻撃的な行動が目立つ
私たちも睡眠不足が続くと神経質になるように、犬もイライラして攻撃的な行動が目立つようになります。
例えば、無駄吠えが増えたり、思い通りに行かないことがあると唸るようになったり、留守番中に家具を破壊したり、ゴミ箱を倒すなどのイタズラが増えたりするでしょう。
3.無気力になり興味関心を示さなくなる
先ほど食事にも興味を示さなくなるという話がありましたが、食事だけに限らずさまざまなことに対して、興味関心を示さなくなるという変化も睡眠不足のサインです。
無気力になるため飼い主の呼びかけにも反応が薄くなったり、遊びに誘っても誘いに乗ってくれなくなるなどの変化が見られるでしょう。
4.寝てもすぐに起きてウロウロ徘徊する
なかなか眠りにつけない犬は、眠ろうと寝床に行って一度は横になるものの、再び立ち上がりあたりをウロウロと徘徊することが多いです。
もしもこのような様子が見られる場合は、寝床環境に問題があるのかもしれません。眠りにくい、警戒して眠れないなど、眠れない原因を突き止め寝心地の良い環境に整えてあげましょう。
犬に快適な睡眠をとってもらうための環境づくりは?
愛犬に快適な睡眠をとってもらうためには、環境を整えることが最も重要です。警戒しなければいけない環境では、眠りたくてもなかなか眠りにつけないですよね。
犬の寝床環境を整えるときは、以下のポイントに配慮しましょう。
- 薄暗く静かな環境であるか
- 前後左右どこかに壁や仕切りを設置してあげる
- 人が行き来する場所は避ける
- 家族の姿が見える位置に寝床があるか
- トイレとはきちんと別になっているか
- 愛犬が安心するような匂いが染みついたものを置いてあげる
ぜひこれらのポイントを取り入れた寝床環境を整えてあげてください。
オススメは、リビングの四隅です。薄暗い環境が難しい場合は、ドーム型ベッドやケージに布をかぶせてあげるなど工夫してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。愛犬の睡眠の質が悪いと感じたら、まずは寝床環境をチェックしてみましょう。道路に面した場所に設置していたりすると、煩くて警戒心を解けないことも多いです。
ぜひ今回紹介した環境づくりのポイントを押さえて改善してあげてくださいね!
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