あえて傷つけたり汚したりすることで、ヴィンテージ感を演出し、オシャレに見せるダメージジーンズ。
Xユーザーの「せいなさん」さん(以下、投稿者さん)はそんなダメージジーンズを好んで履いている1人ですが、弟さんはダメージにかねて違和感を覚えていたようで……。
投稿者さんが「優しすぎるけどおもろすぎる」とXにポストしたのは、穴の空いた箇所が丁寧に縫われたダメージジーンズの画像。なんと家を留守にしている間に、弟さんが縫ってしまったのだそう。
出先であらかじめお母さんからLINEを受けていた投稿者さんは、帰宅して実際に縫われたジーンズと対面し「まじでやったんや」と大笑い。あまりにも面白すぎて投稿してしまったようです。
投稿者さんの画像に写っているジーンズはいずれも穴が綺麗に塞がれて、きゅっとすぼまっている状態。
冷静に考えれば、加工とは言えダメージはダメージ。おまけに今は冬。穴が空いてたら寒いに決まってます。弟さん自身にも「(お姉ちゃん)が寒くて可哀想」との思いがありました。筆者もダメージジーンズのダメージ度合いによっては二度見することもしばしばあるので、弟さんの気持ちはちょっとわかります。
ダメージジーンズを履くたび、弟さんに「寒そう」「破けてて可哀想」などと心配されていた投稿者さん。いよいよ来たか、という感じだったのかも知れません。
帰宅してダメージジーンズを手に取った投稿者さんに対し「これで寒くない」とドヤ顔を見せた弟さん。念の為に投稿者さんが「なんでズボン縫ったん?」と聞いたところ、弟さんは「みんなに迷惑がかかるから」と即答したとのこと。
ダメージ部分から投稿者さんが太ももをのぞかせることで、世間に迷惑がかかっていると思われたそう。太ももが寒そうだけではなく、迷惑。まさかの理由です。
姉と社会の両方を心配してダメージ部を縫った弟さんと、それを叱ることなく笑って受け入れた投稿者さん。優しい人しかいません。
せっかく縫ってもらったジーンズですが、加工の意味がなくなってしまうので、やはり縫い目をほどいて元に戻したのでしょうか。
投稿者さんにうかがってみたところ、こう返ってきました。
「そのままにしています。履き潰しても捨てられない品です」
<記事化協力>
「せいなさん」さん(@new_seina3)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024122903.html