「狂いのない腹時計の持ち主」と飼い主さんを驚かせたのは、茶トラ猫のむぎくん。こたつの中で寝ていたにも関わらず、ごはんの時間になったらモソモソと出てきたのだとか。
Xに投稿された写真に写っているむぎくんは、起きたばかりということでまだ目が開ききっていません。ただ、その姿からはごはんに対する凄まじい執念を感じます。
むぎくんは生後2か月ほどの時、用水路に流されそうになっているところを保護されて飼い主さんのお家にやってきました。その頃からごはんへの執念は凄く、人間の食事中にはそれを察して、小さな手を精一杯つかい引き戸を開けて部屋に入って来たこともあったといいます。
さらに、おやつをあげながら「お手」などの芸を教えてみたところ、「お手」以外にも「おすわり」や「ふせ」、「ハイタッチ」や「ベル鳴らし」など、様々な芸を習得。
他にも冷蔵庫を開けるとジャンプして冷蔵庫の中に入ったり(もちろんすぐに出す)、猫草に顔を突っ込んで夢中でムシャムシャ食べたりと、食いしん坊エピソードを挙げたらきりがありません。
そんなむぎくんなのでこたつの中で熟睡していてもごはんの時間になったら起きてくるのは不思議なことではないと思ったのですが、意外にも時間ピッタリに目覚めたのは今回が初。
……というのも、いつもはご飯の時間よりもずっと前に起きて、30~60分前にはごはんの催促を始めるのだとか。もしかしたら写真は寝起きの表情ではなく、寝坊をして「しまった……」と思っている表情なのかもしれませんね。
なお、この後は普通にごはんを完食。おやつまでバッチリ食べたそう。凄すぎる……。前世はフードファイターだったのでしょうか。むぎくんの胃袋が宇宙でないことを祈るばかりです。
ちなみに、むぎくんのごはんの時間は「5時」、「11時30分」、「17時30分」、「21時」の合計4回。飼い主さんが試行錯誤の末この形に落ち着き、現在はいずれも決めた量のみあげているそうなので、ご心配なく。毎回、即完食してしまうとのことですが……。
<記事化協力>
むぎと人間さん(@mugitokoromo)
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024121301.html