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サブウェイ×ハインツ「“シェフ監修”サンドイッチ」11月13日から期間限定販売


サンドイッチチェーン「サブウェイ」とハインツ日本がコラボした新メニュー2種が、11月13日から期間限定で全国展開されます。「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」と「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」の2種類が発売され、共にカスタマイズ不可の特製サンドイッチです。また、サイドメニューのスープもハインツとの協力でリニューアルされ、濃厚カントリーコーンスープとゴロゴロ野菜のトマト&クラムスープが提供されます。このプロジェクトは「パンを主役にしたい」との願いから生まれ、サブウェイのパンの香ばしさを活かすために、シェフ監修のもと試行錯誤の末に完成されたとのことです。

写真左から「濃厚カントリーコーンスープ」「シェフズデミグラス 〜ローストビーフにデミグラスを添えて〜」「シェフズホワイト 〜ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て〜」「ゴロゴロ野菜のトマトクラブ」

 サンドイッチチェーン「サブウェイ」を展開する日本サブウェイ合同会社と、ハインツ日本株式会社とのコラボサンドイッチ2種が、11月13日に期間限定で全国のサブウェイ店舗にて発売されます。

 種類は「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」と「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」です。

 サイドメニューのスープもハインツとコラボし、「濃厚カントリーコーンスープ」「ゴロゴロ野菜のトマト&クラムスープ」にリニューアル。こちらも同日発売されます。

 今回、品川区のサブウェイ本社で行われた商品発表・試食イベントを取材しました。

■ 「CHEF’s TABLE」がコンセプトの冬季メニュー 特別価格で提供のキャンペーンも

 最初に、日本サブウェイ合同会社 マーケティング本部 本部長の松村絵美里さんが、今回のキャンペーン概要について説明。

日本サブウェイ合同会社 マーケティング本部 本部長の松村絵美里さん

 11月13日から翌年1月7日にかけての冬季期間に同社が展開するキャンペーン「WINDOW 6」の一環で、「CHEF’s TABLE ~今日も特別な日に、サブウェイからのご褒美~」というコンセプトを掲げています。

サブウェイが11月13日から翌年1月7日にかけて掲げる冬季コンセプト「CHEF’s TABLE 〜今日も特別な日に、サブウェイからのご褒美〜」

 今回の注目商品は、プレミアムなビーフとハインツのデミグラスソースを使用したローストビーフが特徴の「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」(税込790円)と、かぼちゃ入りの濃厚グラタン風サンドイッチ「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」(税込590円)。全国の店舗で期間限定販売されます。

シェフズデミグラス 〜ローストビーフにデミグラスを添えて〜

シェフズホワイト 〜ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て〜

 「ネクストレベルのサンドイッチを目指す」という目標のもとで進められたという、今回のプロジェクト。ハインツとのコラボに至った経緯について、松村さんは「濃厚ソースがサブウェイのサンドイッチと相性抜群である」ところを揚げました。さらに「ハインツには専属のシェフの方がおり、だからこそ考えられる食材の組み合わせが作り出せる」とも。最高の食材を知るプロ同士、生まれるべくして生まれた縁だったようです。

約2年越しに実現した、サブウェイとハインツのコラボ。「ネクストレベルのサンドイッチ」を目指し、ソースとの相性が抜群のハインツとコラボ

 サイドメニューのスープもリニューアルし、あさりの旨味とさっぱりしたトマトを合わせた「ゴロゴロ野菜のトマト&クラムスープ」、ニュージーランド産コーンを贅沢に使った「濃厚カントリーコーンスープ」の2種類を、同じく11月13日から販売開始。こちらは期間を決めず、レギュラーメニューとして提供されます。

ニュージーランド産コーンを贅沢に使った「濃厚カントリーコーンスープ」

あさりの旨味とさっぱりしたトマトを合わせた「ゴロゴロ野菜のトマト&クラムスープ」

 また、11月29日の「いい肉の日」に向けたキャンペーンも実施。今回のメニューのうち、「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」を11月13日から29日までの期間中、特別価格の690円で提供します。

 さらに「ブラックフライデー」にあたる11月25日から29日にかけて、5日間限定の特別クーポンを配布。定番商品「BLT」のポテトドリンクセット(税込920円)を、200円引きの720円で楽しむことができるとのことです。

■ 「シェフとの二人三脚」で味を作ってきたハインツ 今回のコラボは「新しい挑戦」

 続いて、ハインツ日本株式会社 マーケティング&カテゴリー本部 業務用マーケティング部長の岡部耕二さんが登場。今回のコラボの背景にある、ハインツの成り立ちについて語りました。

ハインツ日本株式会社 マーケティング&カテゴリー本部 業務用マーケティング部長の岡部耕二さん

 トマトケチャップで有名な同社ですが、約9年前にチーズで知られるクラフト社と合併し、現在は国内で約300の製品を展開。岡部さんいわく、「外資系ブランドで輸入品がメインと思われがちですが、日本独自の企画製品が全体の約8割を占めています」とのことです。

約9年前にチーズで知られるクラフト社と合併し、現在は国内で約300の製品を展開。日本独自の企画製品が全体の約8割を占めている

 日本での展開は1961年からで、最初の製品となったデミグラスソースは、アメリカと日本の一流シェフが協力して開発したとのこと。以来、同社では製品販売と並行して、レストラン向けのソースやメニュー提案を行うコンサルティングを業務としているといいます。

ハインツの日本での展開は1961年から。最初の製品となったデミグラスソースは、アメリカと日本の一流シェフが協力して開発

 業務用分野では、日本独自の洋食向けソースや、グローバル展開するカジュアル向けの冷凍調理品などを強みとしているというハインツ。シェフの監修による初めての企業コラボという今回について、岡部さんは「日本のシェフが手掛ける洋風メニューへの協力は新しい挑戦」と語り、「会社としても意義あるプロジェクトと考えています」と、期待を示しました。

ハインツにとって、シェフの監修による初めての企業コラボ。「日本のシェフが手掛ける洋風メニューへの協力は新しい挑戦」「会社としても意義あるプロジェクトと考えています」と岡部さん

■ 「パンを主役にしたい」シェフがサブウェイのパンに“感動”を覚えて開発

 続いて、メニューを監修した、ハインツ日本株式会社 シェフ 門倉慶典さんが登場。今回の商品におけるポイントと思いを語りました。

メニューを監修した、ハインツ日本株式会社のシェフ、門倉慶典さん

 18歳から料理の道に入った門倉シェフは、22歳でイタリアに渡り、星付きレストランでの修行を経験。その後、イタリアのパスタメーカーで商品開発にも携わったのち、2021年秋からハインツ専属シェフを努めています。

 門倉シェフいわく、「約2年の開発期間をかけた自信作」という今回のサンドイッチ。「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」は、サブウェイの店舗で毎朝焼かれているパンの風味に強いインスピレーションを受けて開発されたといいます。

 「サブウェイのお店で毎朝焼かれているパンの香ばしさに感動し、パンを主役にした商品を作りたいと考えました。デミグラスソースはフォンドボーのような深い香りと旨味が特徴で、パンの香ばしさと絶妙に調和します。トマトの酸味とレタスのシャキシャキ感もアクセントになっており、食感にもこだわった一品です」(門倉シェフ)

サブウェイの店舗で毎朝焼かれているパンの風味に強いインスピレーションを受けて開発されたという「シェフズデミグラス 〜ローストビーフにデミグラスを添えて〜」

 「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」は、門倉シェフがイタリアでの修行中に食べていたピザから着想を得て作られたものだそう。

 「豚肉にローズマリーを効かせ、かぼちゃと組み合わせた、ほんのり甘くて香ばしいサンドイッチです。チーズとベーコンのコクも加え、パンがその旨味をしっかり受け止める仕上がりです。レタスが食感をプラスし、ブラックペッパーが全体の味を引き締めます」(門倉シェフ)

門倉シェフがイタリアでの修行中に食べていたピザから着想を得て作られたという「シェフズホワイト 〜ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て〜」

 門倉シェフは、レギュラーメニューとして発売される2種類のスープについても、「目玉メニューです」と自信たっぷりにコメントしました。

 「『濃厚カントリーコーンスープ』は、ニュージーランド産の“スーパースイート種”と呼ばれるコーンが使われており、自然な甘みが最大限に引き出されています。赤いクラムチャウダー風のスープに仕上げた『ゴロゴロ野菜のトマトクラブ』は、野菜とクラブの食感がしっかり残るよう、加熱のタイミングを工夫して仕上げています。どちらも私のお気に入りで、今回のサンドイッチと相性抜群です」(門倉シェフ)

「目玉メニューです」と門倉シェフが胸を張る「濃厚カントリーコーンスープ」(左)と「ゴロゴロ野菜のトマトクラブ」(右)

今回同時発売される2種類のスープは「サンドイッチと相性抜群」と門倉シェフ

 今回のコラボを振り返り、門倉シェフは「これまでは目の前のお客様一人ひとりに向けて料理を作ってきましたが、今回のサンドイッチやスープを通して、もっと多くの方々に私たちの料理を楽しんでいただけることを大変嬉しく思っています」とコメント。

 「スタッフ全員が1つ1つの商品に込める情熱が、料理人としての私にも響き、共感できることが今回の企画の大きな支えになりました」と、感慨深げな表情で語っていました。

「スタッフ全員が1つ1つの商品に込める情熱が、料理人としての私にも響き、大きな支えになった」と語る、門倉シェフ

■ 異例の“カスタマイズ不可”「すべての組み合わせを試してたどり着いた結論」

 さまざまな具材を選び、好みに応じたカスタマイズができるのがサブウェイのサンドイッチの大きな特徴ですが、今回発売のサンドイッチ2種類「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」は、いずれも「店頭でのカスタマイズ不可」となっています。

 商品化にあたり、社内であらゆる野菜や具材を組み合わせたカスタマイズパターンを試したものの、「このままで食べるのが一番おいしい」という結果にたどりついたそう。

日本サブウェイ合同会社 マーケティング本部 本部長の松村絵美里さん

 「実際のところ、カスタマイズOKとするほうがオペレーションの面でも負担が少ないのですが、監修してくださった門倉シェフの思いを尊重し、そのまま召し上がっていただこうと考えました」と松村さん。「門倉シェフが考えたベストコンビネーションを、ぜひそのままお楽しみください」と強調していました。

■ 具材の風味が巡って「パンに行き着く」サンドイッチ スープは「波立たない」濃厚さ

 説明の後は、今回発売される商品の試食タイムです。

写真左から「濃厚カントリーコーンスープ」「シェフズデミグラス 〜ローストビーフにデミグラスを添えて〜」「シェフズホワイト 〜ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て〜」「ゴロゴロ野菜のトマトクラブ」

 「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」は、デミグラスソースがローストビーフの旨味をしっかりと包み込み、ビーフながらどこか“ぷりぷり”とした新鮮味も感じる、不思議で興味深い味わい。それでいて具材の味が過剰に前に出ることがなく、パンの香ばしい風味と絡まることで三位一体の味わいを醸し出していました。

「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」は、デミグラスソースがローストビーフの旨味をしっかりと包み込み、ビーフながらどこか“ぷりぷり”とした新鮮味も感じる、どこか不思議で興味深い味わい

 「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」は、最初にかぼちゃのホクホクとした食感がやってきて、その後グラデーションを描くようにグラタンの味へと変化。やがてパンのほのかな甘味を感じさせたあと、全体を包み込むようなまろやかさで満たされます。

 どちらも門倉シェフの言葉通り、具材とソースが織りなす旨味がパンの食感と絶妙なバランスを作り出していると感じました。

「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」は、最初にかぼちゃのホクホクとした食感がやってきて、その後グラデーションを描くようにグラタンの味へと変化。やがてパンのほのかな甘味を感じさせたあと、全体を包み込むようなまろやかさで満たされる

 今回同時リニューアルする2種類のスープも試食しました。

 「濃厚カントリーコーンスープ」は、カップをゆすっても表面に波がほとんど立たないほどの濃厚さ。一口飲むとコーンの豊かな香りと甘さが口の中でふんわりと広がり、思わずパンをつけて食べたくなります。

「濃厚カントリーコーンスープ」は、カップをゆすっても表面に波がほとんど立たないほどの濃厚さ。一口飲むとコーンの豊かな香りと甘さが口の中でふんわりと広がる

 「ゴロゴロ野菜のトマトクラブ」は、見た目とは裏腹に力強い甲殻類の香り。ガツン、とも表現できるほどにパンチの効いた魚介の味わいを、トマトのさわやかな酸味が上手にまとめています。あさりのむき身やダイス状にカットされた野菜など、具材もしっかり。一品料理として楽しめる満足感でした。

「ゴロゴロ野菜のトマトクラブ」は、見た目とは裏腹に力強い甲殻類の香り。ガツン、とも表現できるほどにパンチの効いた魚介の味わいを、トマトのさわやかな酸味が上手にまとめる

あさりのむき身やダイス状にカットされた野菜など、具材もしっかりの「ゴロゴロ野菜のトマトクラブ」。一品料理として楽しめる満足感

 「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」は税込790円、「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」は税込590円。11月13日から期間限定で、全国のサブウェイ店舗で販売されます。

 レギュラーメニューのリニューアルとなる「濃厚カントリーコーンスープ」「ゴロゴロ野菜のトマトクラブ」は、それぞれ税込390円。こちらも11月13日から全国のサブウェイ店舗で販売されます。

取材協力:日本サブウェイ合同会社

(取材:天谷窓大/写真:天谷窓大・ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024110706.html
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