「落としてしまった携帯用扇風機、そのまま使用していませんか?」こう呼びかけたのは経済産業省が運営するリコール・製品事故情報を発信するXアカウント。
添付された動画には携帯型扇風機を首からぶら下げたマネキンの男性が映っています。動画を再生した次の瞬間……携帯型扇風機がバーン!と大きな音を立てて爆発してしまいました。
こうした事故には、事前に発熱したり、煙が出たりといった異常が発生するものかと思っていましたが、動画を見る限りそのような予兆はありません。あまりに突然すぎて、避けるのは間違いなく困難でしょう。
動画を制作した独立行政法人製品評価技術基盤機構「NITE」の公式HPによると、これは携帯型扇風機に内蔵されたリチウムイオンバッテリーが破裂する様子を捉えた映像。
落下などによる強い衝撃が加わることで、バッテリー内部が破損し、破裂や発火につながるおそれがあるとのこと。特に携帯型扇風機は首から下げたり、手に持って使用する機会が多いため、こうした事態は誰にでも起こり得ます。
落としてしまった後は「異常を感じたら使用を中止する」ではなく、即時使用を中止したほうが良さそう。ただちに製造・輸入事業者や販売元の修理窓口に相談し、対応を依頼するようにしましょう。
<参考・引用>
【経済産業省】リコール・製品事故情報(製品事故対策室)(@kochijiko)
独立行政法人製品評価技術基盤機構「NITE」公式HP「携帯用扇風機 1.損傷したバッテリーが破裂」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024081403.html