マース ジャパン リミテッドが販売するキャットフード「カルカン(R)」が、「猫の飼い主1000人に聞く!猫の食事に関する実態調査」として、全国の自宅で猫を飼っている男女1000人を対象にインターネット調査を実施。
約9割の飼い主が、愛猫の主食にウエットタイプではなくドライタイプのキャットフードを選んでいることがわかりました。
■ 猫の食事を選ぶ決め手は「猫の好み」
調査によると、飼い主の約半数が毎日同じ食事を与えており、猫の食事を選ぶ決め手については、1位が「猫の好み」で73.4%。2位以下は「価格」、「栄養素」、「原材料」、「メーカー」、「水分含有率」となっています。
猫の好みの判断基準に関する質問では、約9割の人が「食べるか食べないか」を選択し、次いで「食べるスピード」、「要求度合い」と回答。愛猫の食べっぷりで与える食事を決めている人が多いようです。
■ 約9割が猫の主食に「ドライタイプ」を与えている
次に、猫に与える主食として、「ドライタイプ」と「ウエットタイプ」のどちらが多いかを尋ねたところ、「ドライタイプが多い」と答えた人は70.9%、「ドライタイプがやや多い」と答えた人は18.7%と、約9割の人が猫の主食にドライタイプを与えていることがわかりました。
この結果を猫の食事を選ぶ決め手についてのアンケートとあわせると、猫の好みを重視する人と、水分含有率を重視する人は、ドライタイプよりもウエットタイプを与えている傾向にあることがわかります。
「猫の健康に良い食事のタイプ」を問う質問では、「ドライタイプ」と答えた人が77.6%、「ウエットタイプ」は22.4%という結果に。ドライタイプのほうが、「栄養価が高い」、「原材料の質がよい」と考えられているようです。
■ 「猫は水分不足になりにくい」は間違い
また、本調査では、猫の健康と食事に関する基礎知識のクイズを出題。中でも「猫は水分不足になりにくい」、「猫は雑食である」と誤認識している人が多く、20年以上猫を飼っているベテランの飼い主でさえ、全問正解者は9.8%という結果になりました。
加えて、猫の食事の悩みについて聞いたところ、1位の「必要な栄養を与えられているか不安」に次いで、53%の人が「十分に水分を摂れているか不安」と回答。一方で、猫の食事を選ぶ決め手として「水分含有率」を意識している飼い主は8.3%にとどまっています。
■ 実はウエットフードよりドライフードのほうが高カロリー
カルカン担当ブランドマネージャーの松田文陽さんによると、一概には言えないとした上で、「ウエットフードだからドライフードより猫の健康に配慮されていないということはありません」とのこと。
さらにウエットフードの「太りやすい」、「カロリーが高い」といったイメージについては、「ドライフードと比較すると水分量が多いため、実は一般的にカロリー密度が低くなっています。つまり、同じ重さのドライフードとウエットフードでは、ドライフードのほうがウエットフードより一般的にカロリーが高いのです」とコメントしています。
特に食欲のムラや歯への配慮が必要な加齢の猫にとっては、やわらかいウエットフードの方が食べやすい場合があるとのこと。栄養価や給与量については、フードのタイプに関わらず表示をみて確認することが重要だと伝えています。
また、猫は38~40度程度の温かい食事を好む傾向があるため、食欲がない時にはウエットフードを温めてあげるのもおすすめだとしています。
■ ウエットフードには総合栄養食タイプも
ウエットフードには、嗜好性を重視した「おかずタイプ」の他に、ペットフード公正取引協議会が定める猫の健康維持に必要な栄養素がバランスよく設計された「総合栄養食タイプ」があり、水とあわせて与えることで猫が1日に必要な栄養を補うことができるそうです。
今回調査を行った「カルカン」の製品は、全て総合栄養食とのこと。子猫からシニア猫まで全てのライフステージにあった製品を展開しています。
情報提供:マース ジャパン リミテッド
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024080204.html