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危険な傘の持ち方を眼科医が解説 あなたもやってしまっていませんか?


危険な傘の持ち方を眼科医が解説 あなたもやってしまっていませんか?

 雨の日の必需品である傘。さしていない時の持ち方として、横向きに持つことが危険であることは周知の通りですが、その他の持ち方にもさまざまな危険性をはらんでいることをご存じでしたでしょうか。

 「こんな傘の持ち方をしてるあなたはすぐにやめてください」というつぶやきと共に、画像を用いてその危険性を指摘しているのは「眼科医ヨシユキ」こと宇佐美欽通(うさみよしゆき)さん。もしかするとあなたも、ついやってしまっていませんか?

 画像で説明されているのは、先述の「横持ち型」以外に、リュックのベルトにかける「ベルトひっかけ型」、型に乗せて揺らす「番長型」、傘袋に入れる際に地面と平行に向ける「ライフル型」など全11通り。

 これらは宇佐美さん自身が、階段をのぼっている際にこうした持ち方をしている方が前にいて、傘の先が顔に当たりそうになった経験に基づき、図解として作成したのだそう。

 一見すると腕にひっかける「横ブラ型」や、傘の先が後ろ側を向いている「一見安全?型」は、傘の先端が低い位置にあるため安全のように見えますが、たしかに階段など高低差がある場合は危険な持ち方になり得ます。また、平地であっても他者の足に当たったり、散歩中のペットに当たったりという可能性も考えられそう。

傘の危険な持ち方

 もしも傘の先が顔や目に当たってしまった場合、目の内部構造である水晶体や網膜などの障害を起こしたり、場合によっては眼球が破裂し、失明状態になってしまったという事例も過去に見聞きしたことがある、と宇佐美さん。

 また、そこまではなくとも、角膜障害の程度が大きかったり、水晶体へのダメージが大きければ白内障となり、視力低下を引き起こすリスクも。持ち方ひとつで、相手の目の健康被害を与えうるという認識を持って、傘を持ち歩く必要があると言えるでしょう。

 では、どのように持つのが良いのか?宇佐美さんによると「傘のハンドル部を持つ」「傘の先は地面に向ける」「傘を揺らさない(振り回さない)」の三要素を満たす状態が理想とのこと。決して難しいことではありません。

 特に梅雨の時期は、急な降雨に備えて傘を持ち歩く機会が増えることでしょう。これを機に再度、自身の傘の持ち方を見直してみてはいかがでしょうか。

<記事化協力>
眼科医ヨシユキ 目の悩みスッキリTVさん(@yoshi_eyes

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024070401.html
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