SNSには何かに特化したものやマニアックなものまで様々なアカウントが存在しますが、ひとつの石だけを毎日投稿しているアカウントが存在しています。5月31日時点でフォロワーの数はおよそ5.5万人。
大勢の人が見守る石とは、一体どんな石なのでしょうか?
■ 苔のむすまでチャレンジ
投稿者は、苔のむすまでチャレンジさん。名前のとおり、このアカウントでは何の変哲もない「石」に苔が生えるまでの様子が日々投稿されています。
「大人の自由研究的に楽しめればいいかな」と、2023年6月21日に東京23区にある投稿者の自宅のベランダでスタートしたというこのチャレンジ。どうせやるならゼロから石に苔が生えてくるまでを観察したいと、チャレンジ0日目には、石を煮沸して付着の可能性のある苔の胞子を全て落とす作業を行ったそうです。
これが功を奏したのか、はじめて数か月は石に苔が生えてくる気配がなく、投稿するネタに困ってしまったのだとか。1年程度は苔が生えてこないことを覚悟していたという投稿者。何も変化がないときも39度の高熱にうなされていたときも、「なにやってんだろう?」と思いながらも日々水やりと観察を続けたといいます。
■ 気付けばフォロワー5万人
その甲斐あってか、123日目にはついに苔が生え始めました。その後も順調に苔は生え続け、333日目にはフォロワー5万人も達成。
そこで「気がつけば、フォロワー様が5万人」という驚きとともに石の写真を投稿したところ、2万件を越える「いいね」に加えて「楽しみにしています」、「リアル君が代」、「石だけにみんな見届ける意思が強い」といったコメントが寄せられました。
■ 投稿者のプロフィールは非公表
成果が期待できるか分からないことを持続するのは、決して簡単ではないこと。石の行く末はもちろんのこと、投稿者の人となりも気になりますが今のところ非公表だそう。「365日目までこのスタンスで続ける予定」とのことなので、もしかしたら近い将来公表されることがあるかもしれません。
最後に、このチャレンジはいつまで続けますか?と質問したところ「苔のむすまで」とのこと。今後も「苔のむすまでチャレンジ」に注目が集まりそうです。
<記事化協力>
苔のむすまでチャレンジさん(@ishikokemusu1)
(一柳ひとみ)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024060106.html