Amazonや楽天をはじめとするネットショッピング。ますます便利に、使いやすくなるサービスはつい利用したくなりますが、当然注文が増えれば増えるほど、配送業者が荷物を運ぶ量も増加していきます。
これを受け、物流サービス大手のヤマトホールディングスと佐川急便は、「荷物の遅延に関するお知らせ」をHP上で公開。クリスマスや、年末年始の配送にも影響が出そうです。
ヤマトホールディングスが12月1日に出した「重要なお知らせ」によると、「現在、お荷物の量が増加傾向にあり、一部地域において、お荷物のお届けに遅れが生じております」とのこと。続けて「お荷物をお送りいただく際には、日数の余裕をもってご利用くださいますようお願い申し上げます」と、しています。
一方、佐川急便は、配送量の増加に伴い、会員制ウェブサービス「スマートクラブ」および「LINE」にて配信している「配達予定通知」を一時的に配信停止していましたが、12月1日より再開すると発表。
しかし、ヤマトホールディングス同様に「一部の地域において、現在もお荷物のお届けに遅れが生じております。大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご了承いただきますよう宜しくお願い申し上げます」と、まだ配達遅延については解消されていないようです。
これはおそらく、直近まで開催されていた、通販サービス各社の「ブラックフライデーセール」が影響しているものと考えられます。加えて、「お歳暮」の時期も重なったことから、物流量が予想を遥かに上回ってしまったのでしょう。
さらに今後はクリスマス、年末年始商戦も控えているという状況。ギリギリで注文すると「必要な時に届かなかった」ということにもなりかねませんので、通販利用時は、日時に余裕をもって注文したほうが良いと言えそうです。
<参考・引用>
ヤマトホールディングスHP「一部地域におけるお荷物のお届け遅延について」
佐川急便HP「物量増加に伴うお荷物の遅延について」
※掲載画像はヤマトホールディングスHPおよび佐川急便HPのスクリーンショットです。
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | https://otakei.otakuma.net/archives/2023120504.html