10月31日はハロウィン。X(Twitter)ユーザー「ベア仮面」さんは息子さんのために「仮面ライダー555(ファイズ)」に登場する「ファイズブラスターフォーム」の衣装を制作しました。
写真にはカメラに向かってポーズを決める息子さんが写っていますが、そのクオリティの高さたるや!サイズこそ小さいものの、まるでテレビからそのまま出てきたかのような再現度にはただただ驚きです。
ベア仮面さんは、普段から家族向けに仮面ライダー、戦隊、メタルヒーローなど、特撮ヒーローのコスプレ衣装作りを行っており、その工程や作り方を、XやYouTubeで公開しています。
過去にもたくさんの衣装作りを行ってきましたが、今回ハロウィン用としてファイズブラスターフォームを選んだのは、仮面ライダー555の放映から2023年でちょうど20年の節目を迎えたことがきっかけ。劇中に登場するライダーたちの中でも、特にカッコよくてお気に入りだったことから、今回の制作に至りました。
大きい方眼用紙で型取りし、それを元にスポンジ素材のクラフトボードやジョイントマットを加工、接着し、塗装を行うという工程自体はシンプルですが、それをこれだけの作品に仕立て上げられるのは、ベア仮面さんの工作技術があってこそでしょう。
制作時にこだわったポイントは、「子ども用なので脱着を簡単にすること」と「子ども用とはいえプロポーションを美しく保つこと」の2点。
そのために、脱着はファスナーやバックルを使わず、マジックテープのみにしたり、マスクを小さめに作ったり、実際にはない上腕二頭筋の部分にパーツをプラスしたりなど、細かい工夫が施されています。
制作開始からおよそ2か月を経て、衣装は遂に完成。父が作る衣装を、息子さんも毎回楽しみにしているそうで、その間にファイズ本編を見て、動きを研究していたそうです。写真のポーズもばっちり決まっていますね!
ちなみに、ベア仮面さん自身はファイズブラスターフォームと激闘を繰り広げた「仮面ライダーオーガ」の衣装を着用する予定だそうですが、こちらはまだ完成しておらず急ピッチで取り掛かっているとのこと。こちらもファイズたちに負けず劣らず、激しい戦いとなりそうです。
<記事化協力>
ベア仮面さん(@bearkamen)
(山口弘剛)