今や当たり前に使われるようになったカメラアプリなどによる「顔補正機能」。顔の大きさを小さくしたり、目を大きくしたりと、自由自在に加工して、まるで別人のようになりきることも可能ですが、そんな加工機能についてX(Twitter)で注目を集めていたのはこんな声。
「顔補正みたいに、手も補正してくれる機能があったらいいのに……」
自作の漫画を描いて、こう訴えたのは「さてよ」さん。手の補正とは一体……?と感じますが、その理由は漫画で明らかにされています。
■ 手に持ったぬいぐるみを撮影してビックリ 「私の手がかわいくない!」
当時、知り合いからかわいい人形をもらったさてよさん。SNSで報告するために、手に持った状態で写真を撮影しようとしましたが……。
「あー!私の手がかわいくないー!」と、どうやら写り込んだ自分の手が気に入らなかった模様。たしかに、こうした現象ってあるあるですよね。普段見慣れているはずなのに、レンズ越しに見るとなぜか細部が気になってしまう……こうした経験に覚えがある方も多いのではないでしょうか。
これを受け、さてよさんは「顔補正みたいに、手も補正してくれる機能があったらいいのに……」とため息。頭の中では「うーん、今日はすらっとした指でオーバルの爪!」と思い描く「手補正機能」を通し、理想の手でぬいぐるみを持つ様子が描かれています。
■ 手の補正機能を求める声は女性だけでなく男性からも
言われてみればたしかに、手に特化して補正する機能ってないですよね。一部カメラアプリには搭載されている美肌加工が手にも適用されることがありますが、手の形を補正したり、爪の形を整えてくれる機能があれば確かに欲しいところ。
筆者は男性ですが、記事に使用する写真に手が写り込んだ場合はやはり気にしてしまいます。コメント欄には男性からのこうした機能を求める声も多く、性別問わず需要があるようです。
一方、女性側としては、手を美しく見せるだけでなく、あえて「男性のような手にしたい」といった声も。たしかに、SNS上では性別が明らかになってしまうことで、投稿とは関係のないからかい目的のようなコメントが付くこともありますから、自衛のために必要としている方もいるでしょう。
反対に男性が女性のように見せかけられることを危惧する声も寄せられていますが、これはすでに顔加工でも出来るようになっていること。使う側にモラルが求められるのはもちろんですが、見る側も慎重に判断する必要があるのは変わりません。
カメラを通して、リアルタイムでも顔の補正が可能になっているなど、AIの技術は急速に発達していますから、もしかするとこの投稿がきっかけで、手の補正機能の導入が活性化するかもしれませんね。
<記事化協力>
さてよ@漫画描きさん(@sateyo)
(山口弘剛)