株式会社明治から衝撃的な商品が登場し話題を呼んでおります。それはあの人気チョコレート菓子「きのこの山」の「チョコレート」を取っ払ってしまった斬新な商品。
「チョコレート」がないので、きのこの軸である「クラッカーだけ」が楽しめるわけなのですが、そもそもそれは「きのこの山」と呼んでいいものなのか?
少々疑問も生じますが、せっかくなのでネットで評判のアレンジふくめ、いろんなアレンジを試してみました。
■ 「チョコぬいじゃった!きのこの山」とは
「チョコぬいじゃった!きのこの山」(税込232円)とは、きのこの山のクラッカー部分だけが、約60本入った、期間限定品。そのまま食べても良し、アレンジして食べても良しという商品です。
パッケージは通常版きのこの山(左)の空が夕方をイメージしたような空色に対し、「チョコぬいじゃった!きのこの山」(右)は爽やかな青空広がる夏空仕様。傘部分のチョコも外され、かなり爽やかに変化しているのが特徴的です。
パッケージを開けてみると、たしかに「クラッカー」部分しかありません。
通常版きのこの山と比べると、チョコがないのがよーくわかります。
気になるのは本数が「約60本」ということ。せっかくなので、正確な本数を調べてみたところ……
今回は、64本プラス、破片1つといったところでした。(※包装は重量で管理しており、1本の重量により、60本入らない場合があるとのこと)。
■ ネットで評判の「チョコあ~んぱん」との組み合わせ
では、せっかくなので様々な商品を 「チョコぬいじゃった!きのこの山」にプラスしてアレンジしていきます。
しかし、単純にトッピングするのでは面白くないので、ちゃんと「きのこ」として成立するような体裁を整えつつ、美味しく仕上がるものにします。
まず、ネットで評判になっているブルボン「チョコあ~んぱん」との組み合わせ。明治とブルボンという普段ならばライバル企業の商品。それを組み合わせるなんて……。ちょっとした背徳感。
本来ならば出会うはずがない、出会えたとしても決して交わることが許されない2商品。これが人間ならば、ロミオとジュリエットよろしくすぐに引き離されてもおかしくはありません。ですが、今回はお菓子なのでサクッと合体させ、サクッと美味しくいただきます。
この2つを組み合わせれば、あんぱんの部分がきのこの「傘」のようになるはずです!
「チョコぬいじゃった!きのこの山」を「チョコあ~んぱん」にさしてみたところ、予想を上回るほどの「きのこぶり」。これで商品として販売していいのではないかと思えるほど。
肝心のお味は……やや、あんぱんの主張を強く感じますが、後味に良い感じでクラッカーの味が口の中に広がります。ネットのウワサ通りこれは「美味しい」。
ただ、ちょっと並べてみると妙に「きのこ感」がリアル。マッシュルームっぽさが出てしまいました。
■ 次のお相手はUHAの「水グミ」……意外といけた
続いてはUHA味覚糖の「水グミ」です。これも普段ならば交わることがない商品。グミの部分が「傘」に見えるような気もしたので、ためしに購入してみた一品です。
ただ、予想に反して「水グミ」が平べったく、「きのこ」でもエリンギのような形になってしまい、見た目はいまいち。
味の方は、意外にも相性がよかったです。グミとクラッカーを同時に食べたことで、食感がサクサクのグミのように感じられ。ただ、好みは分かれるかと思いました。筆者はアリ派。
■ ファミマの「チョコシュー」「マシュマロ」とも組み合わせてみた
最後はファミリーマートの商品から「チョコシュー」と「マシュマロ」をそれぞれ組み合わせてみました。
「チョコシュー」は見た目が「きのこの傘に似てる」ということと、中身がチョコレートなので、元々の味わいに近いものになると期待したのですが……。
見た目は良かったのですが、味はイマイチ。シューの主張が強く、肝心の「クラッカー」の味わいが消されてしまい……。見事なフュージョンとは行かず残念。
「マシュマロ」は完全に味の相性だけで選んでみました。それに白い「きのこ」というインパクトも面白いかな?と。
では食べていきます。だめだこりゃ、マシュマロの食感がクラッカーに合いませんでした。ヌルヌルとしたマシュマロは、まさに「リアルきのこの傘」ではあるものの、リアルな食感はなんだか微妙で。
■ お菓子の組み合わせって想像以上に難しい
見た目が美味しそうでも、食べてみるとそうでもないというのがお菓子の奥深さ。今回はやはりネットで噂されていた、「チョコあ~んぱん」との相性が抜群であることが判明しました。
「クラッカー」だけで食べるというのも悪くはないのですが、やはりアレンジして食べるというのを前提にしてあるような「チョコぬいじゃった!きのこの山」。今後ネットでは様々な組み合わせが話題となっていくでしょう。
(たまちゃん)