「ありとあらゆるロマンが詰まった地方田舎町 こういうのめちゃくちゃ好きなんだよな」……こうつぶやいたツイッターユーザー「るい」さんが投稿に添えたのは、自身が描いた架空の都市の地図。
一見すると普通の地図にも見えますが……そこには「国道に沿って群生しまくるロードサイド店舗」「山を切り崩して作ったニュータウン」といった注釈が赤ペンで書かれています。なるほど、たしかにこれは、わかる人にはわかる「ロマン」が詰まっています。
地図には他にも「両側山で大きな川にはさまれた国道・線路」「駅前だけ広い路地道」「駅から少し離れた街の中心部」など、地方民が思わず「あるある!」と頷いてしまう添え書きが多数。九州南部に住む筆者も、これには思わず首を大きく縦に振ってしまいました。
■ 特にロマンを感じるのは「国道に沿って群生しまくるロードサイド店舗」
元々イラストが好きで、架空の地図や交差点を好んで描いていた、と言うるいさん。当時も自分の考えた街の地図を描いていたところ、「どうせなら好きな要素を全部詰め込もう!」と思い立ち、想像を膨らませながら描いたのが今作であるとのこと。
るいさん自身が特に「ロマンを感じるポイント」として挙げたのは、冒頭でも紹介した「国道に沿って群生しまくるロードサイド店舗」。これはたしかに、田舎過ぎない田舎においてよく見られる光景ですよね。
「小さい頃からドライブが好きで、色々な道を見てきた中でも、やっぱり郊外にある大手の飲食チェーンや商業施設がずらっと並んで建っている国道は、いつ通ってもワクワクします」と、その魅力を大いに語ってくれました。幼少時の思い出はやっぱり強し。
■ コメント欄にはあらゆる地方民から共感の声が
こうした「地方あるある」を詰め込んだ投稿には、「和歌山の方、なんとなくそんなイメージ」「湯河原かと思った」「釜石に似てる」と、あらゆる地方民から共感の声が。架空の都市であるはずなのに、どこかに似ているような気が……と、多くの方が既視感を覚えたようです。
ちなみに、るいさん自身も特に意識していなかったそうですが、描き終えて見返してみた時に、自身の住む徳島県に似ていることに気付いたとのこと。都市部では味わえないロマンたっぷりの地方都市の魅力。きっとあなたも共感できるのではないでしょうか。
<記事化協力>
るいさん(@ruilection)
(山口弘剛)