小学校や中学校で使った「絵の具」セット。その中でまだまだ記憶の片隅に残っているかもしれない、筆とパレット、そしてバケツ。幾度となく、学校の手洗い場で洗い流しキレイにしてきたことでしょう。
しかしながら、何度か使っていくうちに段々とボロボロになっていったり、色が付着したりして見栄えが悪くなってしまいます。そこで今回は総合文具メーカーの「サクラクレパス」がおすすめしている「パレット」を劇的にキレイにする方法があったので試してみました。
■ 絵の具パレットといえば
小中学校でよく使った「絵の具パレット」。しっかり洗っているものの、次第に汚れていきがちです。絵の具がパレットにできたキズなどに入り込んで色が付着。水洗いでは太刀打ちできないのです……。
一体どうすれば汚れは取れるのか。
絵の具用品から消しゴムなどを取り扱う「サクラクレパス」が、驚きの方法で汚れたパレットをキレイにする術を「豆知識」として紹介しています。
■ パレットの汚れは「消しゴム」を使うといいらしい
「サクラクレパス」といえば、「クレヨン」や「クーピー」などを販売する誰もが知る文具メーカー。もちろん水彩絵の具の「パレット」も販売しています。その「サクラクレパス」の公式Twitterで紹介されている「パレット」をキレイにする方法が「予想外」すぎるのです。
『パレットを使った後の洗っても洗っても残る絵の具汚れ…「消しゴム」できれいにできます。とっても簡単にできるので、よろしければお試しください』
バカな!あれだけ一生懸命洗った「パレット」。長年使い続けた結果汚れが付着しまくり、もはや消しゴムなんぞでは消えるはずがない!!としか思えなかったのですが、本当に消えるかもしれないという期待を込め、実際に試してみました。
■ 6年間使い続けた「汚れたパレット」でやってみた
では、消しゴムで「パレット」をきれいにしていきます。パレットは家にあった6年間使い続け、もはや元の色が何だったのか(当然白ですが)わからないぐらい汚れたもの。
汚れたパレットの持ち主(家族)に許可を得て拝借し、キレイにして返すことを宣言。半信半疑の持ち主。ご安心ください、筆者自身もまだ疑問です。本当にキレイになるんだよね?サクラクレパスさん、まだまだ疑惑の思いで挑戦します。
消しゴムは新たに購入した、どこにでもある「MONO消しゴム」を利用。とりあえずこれで汚れたパレットをこすってみます。すると……
ウソだろ……。こんなことがあるのか……。疑惑から一気に確信へ、そして期待となってゴシゴシと消していく。すると数分後……。
めちゃめちゃキレイ!こんなにもキレイになるのか。そして、注目いただきたいのが、消しカス。
パレットがキレイになった分、消しカスに汚れが付着していくのです。まるで自分の身を削るかのごとく、消しゴムが次々と色のついた消しカスに。これは「文具」同士の友情なのだろうか。
ただし、物凄く腕が疲れる。サクッと汚れが落ちるのではなく、何度かゴシゴシするので、手が腱鞘炎になるのではないかと思うぐらい疲れる。そして消しゴムも一気に小さくなってしまいました。まぁそれだけ汚れてたってことなんですが。
コツコツこすりつづけて1時間ほど……完全に真っ白とはいえませんがほとんどの汚れが落ちました。本当にキレイだ。こんなにも白かったのか、このパレットは。
ただし、消しゴムという構造上、隅々まではキレイにすることができないのは難点。細い消しゴムを使えばいいのかもしれませんが、細い消しゴムは、パレットの硬さに負けてしまい、すぐ折れてしまいそうです。
■ Before・After
ではBefore・Afterを比べてみましょう。全く別のパレットなんじゃないか?と思えるほどきれいになっております。
なんということでしょう!(某番組風)以前は汚れがあらゆるところに付着していたものが、見違えるほどキレイに。まさかここまでキレイになるとは、想定外です。当初「サクラクレパス」さんに疑いの目を持っていたことに深くお詫び申し上げたいです。
そうなんです、本当に汚れていたのは、パレットでもなく私自身の「心」だったのかもしれません。
ちなみに、このパレットを持ち主に返却したところ「もう使わないからいい」とのことでした。頭が真っ白になりました。まるでパレットの白さのように。
<参考>
サクラクレパス【公式】Twitter(@1921_SAKURA)
(たまちゃん)