3月となり卒業シーズンを迎え、4月の入学・入社シーズンも控えています。この時期には普段スーツを着ない人でも、着る機会に恵まれることが多いのではないでしょうか。そのスーツに必要なものといえば「ネクタイ」です。
普段何気なくネクタイをしているという方も多いのかもしれませんが、ちょっと気になる話題があります。ネクタイのストライプ柄には、実は「右上がり・左あがり」とあり、場合によっては重要な意味を持つというのです。いったいどういうことなのでしょうか。
■ ネクタイのストライプの方向には意味合いがある?
「ネクタイのストライプの方向に意味合いがある」という話を聞き、まっさきに家にある「ネクタイ」を取り出し比べてみたところ、たしかに「右上がり・左あがり」のパターンがありました。気づいてなかった……。
ストライプ柄のネクタイは、ネクタイ売り場に行けば多く売られています。無意識に選んでいましたが、筆者のように「意味がある」こと自体しらずに所有している人は多そうです。
さて、ストライプ柄のネクタイにはどのような意味があるのか? 岡山県でネクタイブランド「縫製工場SHAKUNONE(しゃくのね)」を運営されている、しゃくさんが自身のTwitterで紹介しています。
ネクタイのストライプ。右あがりが「英国式」で、左あがりが「米国式」です。英国では連隊や大学によってストライプのデザインを変えて、所属をあらわす文化があるので、誤解をまねかないように、国際的な場面では着用を控えた方が無難だと言われています。知っておいて損はないのでシェアします。
ストライプの方向が、右あがりであれば「英国式」、左あがりであれば「米国式」とのこと。しかも英国では所属を意味するだなんて……。確かに今後グローバリーゼーションが加速していく日本人にとっては、意識しておく必要がある知識なのかもしれません。
■ 投稿者に話を聞いてみた
ネクタイのストライプにおける「右上がり・左あがり」雑学。非常に気になる話ですので、投稿者しゃくさんにもう少し詳しく話を聞いてみました。
--「右上がり・左あがり」に関しては業界的に海外では一般的な常識なのでしょうか!?
世界的に共通して知られているものです。
常識や厳格なマナーというくくりで考えるべきものではないと思います。
--向きにより「英国式」「米国式」があるのはツイートに書かれた通りだとおもいますが、そもそも「ストライプ自体」にはどのような意味があるのでしょうか!?
ストライプはあくまでデザインです。
ただ、呼び方としてレジメンタルといわれることもあるのですが、これは「連隊」と言う意味があります。
--元トランプ米国大統領が、右上がりのネクタイをつけている写真がありました。こちらは英国式ということになるでしょうか
右上がりのモノは英国式です。アメリカだから米国式をつけなければならないとか、ヨーロッパだから英国式をつけなければということはありません。発祥の違いです。
――今回の投稿にはいろいろな反響があったかと思いますが感想をお聞かせくださいませ。
ネクタイにも歴史や文化があって、そういったことも含めて知ってもらいながらネクタイを楽しんでもらえたら良いなと思います。
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しゃくさん、ありがとうございます。なるほど、ネクタイブランドを運営されている方ならではの貴重な知識を聞くことができ、非常に参考になりました。常識や厳格なマナー等ではないにせよ、今後着用する際には、相手やシーンによって控えるなど役立てて行きたいと思います。
<記事化協力>
しゃくさん(Twitter:@shakunone / HP:SHAKUNONE)
(たまちゃん)