乱雑になっている部屋や机の上。「片付けて」と言われた時、あなたはどうしますか?同じ「片付ける」でも、考え方の違いで結果がずいぶん違ってしまうんです。
人それぞれの「片付ける」をイラストで示したツイートが話題です。自分の考え方に近いのはどれでしょうか。
シンプルに感じる「片付ける」という行為。その考え方の違いをイラスト付きでツイートしたのは、倉戸みとさんです。
倉戸さんは数回に分け、様々な「片付ける」例を紹介。様々な考え方に基づく、異なった方法のあることが分かります。
ものが乱雑に散らかっていて「空間が埋まっている」と捉え、空間を確保しようとする人は、散らかっているものを1か所に集め、空間を確保することで「片付けた」と考えます。また、乱雑になっていることを良しとしない人の場合、ものを秩序だって整頓することを「片付けた」とします。
ただし、ただ空間を確保しただけでは、1か所にものをゴチャゴチャと集めているので「片付いていない」と思われるかも。ものを整頓しただけでも、必要な空間が確保されていなければ「片付いていない」と感じる人もいるでしょう。
ほかにも、散らかっているものを無くしてしまえば簡単、という人の場合、全部捨ててしまうケースも考えられます。ある意味単純明快ですが、必要だったものまで捨てているかもしれません。
それぞれの「片付ける」を合わせ、不要なものを捨てて整理し、残ったものを整頓して必要な空間を確保する、という形を倉戸さんは「理想」として挙げました。ただしこうするには、片付ける側に心身、時間、そして空間の余裕がないと、上手にはできないとも指摘しています。
同じ「片付ける」でも、実行する側が何を優先するかで結果は変わる、というこれらのツイートには、様々な反応が寄せられました。自分の考え方がどれに近いか、という意見のほか、普段から片付けを徹底する「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動」を思い浮かべる人も。
片付け上手な人は、普段から必要な時だけものを動かし、使い終わったら必ず元の場所に戻す、ということが身についているようです。少しでも「面倒」が頭をもたげると、いつの間にか散らかってしまうもの。うまく習慣づける方法があると、片付けは必要なくなるのかもしれません。
倉戸さんは、これら様々な「めんどい」を楽に乗り越えるノウハウをまとめた同人誌「めんどいを乗り越えるサバイバルブック」を刊行。ヴィレッジヴァンガードオンラインストア(冊子版)と、DLsite(電子版)で頒布しています。それぞれのサイトで書名のほか、著者名、サークル名「黒の錬金術学会」で検索してみてください。
<記事化協力>
倉戸みとさん(@mitragyna)
(咲村珠樹)