フリュー株式会社の出版事業であるヴィレッジブックスは、16年の歴史に幕を閉じ、事業を終了すると12月5日に発表しました。
ヴィレッジブックスは、アメコミの日本語翻訳出版、映画、ロマンスなどエンターテインメント分野の翻訳書を中心とした出版事業を行っていました。
発表文によると、事業環境が厳しさを増す中でも事業継続の方向性を模索していたようですが、最終的に継続が厳しいという判断を下さざるを得なかったようです。
ヴィレッジブックスは2001年に株式会社ソニー・マガジンズの文庫レーベルとして誕生し、2006年に書籍部門の買収とともに株式会社ウィーヴと株式会社オムロンエンタテインメントの事業受け皿会社として株式会社ヴィレッジブックスが設立されました。
その後親会社である株式会社ウィーヴへの吸収合併、さらに2019年に株式会社ウィーヴが総合エンターテインメント企業であるフリュー株式会社へと合併され、フリュー株式会社ヴィレッジブックス出版部となるなど、紆余曲折の歴史を歩んできた経緯があります。
事業終了にあたり、公式サイトやSNSも順次閉鎖とのこと。フォロワーの中にはアメコミのタイムラインをチェックするために公式Twitterをチェックしている方もいたようで、日本国内において最新のアメコミ情報がますます入手し難くなるのはファンにとっては痛いところです。
なお、書店での販売は終了しますが、現在市場に流通している在庫であれば下記一部書店にて購入が可能とのことです。
インターネット書店:
Amazon(出荷元がAmazon.co.jpのもの)
Fujisan.co.jp(通販限定商品のみ)
アメコミ専門店:
VERSE COMICS
ブリスターコミックス
コミックスゾーン
<参考・引用>
ヴィレッジブックス公式ホームページ
ヴィレッジブックス公式Twitter(@vb_amecomi)
※見出し画像はヴィレッジブックス公式ホームページのスクリーンショットです。
(上村健太郎)