ツイッター上で、11月下旬からポケモンファンの間で話題になっていた、ツイッターユーザー・チカさんによる「等身大のホゲータぬいぐるみを新幹線内に忘れてきてしまった事件」。
車内に取り残されたホゲータの行方を、多くの方が見守っていましたが、11月30日に無事、自宅に届けられた模様。事の顛末をチカさんにお聞きしました。
発端は11月27日。チカさんは妻と旅行で東京を訪れており、立ち寄ったポケモン公式ショップにて、ホゲータのぬいぐるみを購入しました。その後、帰宅の途につく際、「一緒に帰ろうね、ホゲータ」「これが新幹線だよ、ホゲータ」と、まるで本当にポケモンを連れているかのように、ツイートで実況していました。
しかし……その3時間後、事件は起きてしまいます。「ホゲータ電車に置いてきちゃった……」という悲哀に満ちたツイートからも分かる通り、どうやら乗り換えを行った際にうっかり車内に忘れてしまった模様……。
気付いたチカさんはすぐさま、鉄道会社に連絡。幸いにも電車の発着時間や座席番号を控えていたことから、すぐに車両は特定され、ホゲータのぬいぐるみも職員によって無事発見。チカさんの自宅に送り届けられることになったのです。この時の心境を、チカさんは「元気に帰ってくるんだよ」とホッとした様子でつぶやいています。
そして迎えた配送当日。在宅にて、配送業者の到着をソワソワしながら心待ちにしていたというチカさんは、着払いで受け取ったダンボールをすぐに開封し、ホゲータと感動の再会を果たしました。
「出会えたのは3日ぶりだったのですが、すごく長い間会えてなかった気がして純粋に長旅お疲れ様と労いました」と、チカさん。その気持ちは「ここが君のお家だよ、ホゲータ」というつぶやきからも感じ取れます。無事に帰宅したホゲータも、何だか安心しているみたい?
続けて「こうやってたくさんの人に心配してもらえたり、人の温かさに救われました。顔を知らない他人のことなのに、こんなにも気にかけてくださってありがとうございます」と、合計20万件以上の「いいね」やリツイートで、今回の出来事を見守っていた多くの方に対して、感謝の気持ちをコメントしています。
ちなみに、ホゲータが登場するシリーズ最新作「スカーレット・バイオレット」はホゲータの帰宅を待ってからプレイを始めたそうで、相棒に選んだポケモンはもちろんホゲータ。
ゲーム内では特に「連れ歩き」機能を積極的に活用しているそうで「離れても主人公の近くに戻ってくれるので、もうどこかに置いてけぼりにならないこともいいですね」と、一連の出来事と絡めて少し照れくさそうに話してくれました。
<記事化協力>
チカさん(@poke_gimmick)
(山口弘剛)