株式会社Mizkan(以下ミツカン)が、しあわせに関する調査を実施。コロナ禍を経て趣味よりも、おいしいものを食べたり、家族や大切な人と一緒に食事を楽しんだりすることに、しあわせを感じる人が多い結果となりました。
これはミツカンの「味ぽん」がもたらす、「半径 1 メートルのしあわせ」を提案する「しあわせ、ぽん!」プロジェクトに先駆けて実施された「半径 1 メートルのしあわせ調査」。20代~60代の1000人を対象に行われました。
それによると、しあわせを感じるときはコロナ禍以前だと「家族の健康」(58.2%)、「自分の健康」(54.8%)、「趣味を楽しめていること」(52.6%)という結果に。
しかし、コロナ禍を経験した現在は、3番目に重視されていた「趣味」(40.2%)が順位を下げて、「おいしいものが食べられる」(44.0%)や「家族や大切な人と一緒に食事を楽しめる」(42.2%)が順位を上げるなど、食事が重視されるようになったことが明らかになりました。
しあわせを感じる食事といえば、家族だんらん。改めて「だんらん」のイメージについて聞いてみても、やはり「家族と食卓を囲むこと」(74.2%)がダントツになっています。
そんなだんらんでの定番メニューについて質問をしたところ、「ある」が40.4%に対して「ない」は59.6%と、「ない」と回答した人が多い結果となりました。しかし、定番メニューがある人は、しあわせ度の自己採点が74.4点と平均(65.6点)より9ポイント高く、59.6点の定番メニューがない人より、15ポイントも高くなっていました。
ちなみに、だんらんの定番メニュー1位は「鍋」、2位が「焼き肉・BBQ」、3位が「しゃぶしゃぶ・すき焼き」という結果になっています。
今回の調査結果について、料理家で食育インストラクターの和田明日香さんは、コロナ禍を通じて「家族の大切さ」や、人と一緒に食事をする「共食の重要性」を、多くの人が改めて認識することができたのではないか?とコメントをよせています。
おいしいごはんを誰かと一緒に食べることは、「自分とその相手をしあわせにすることにつながる」と和田さん。一緒に食事をして、みんなが身近なしあわせを築いていけば、「しあわせの輪は大きく広がっていくのではないでしょうか」と語っています。
情報提供:株式会社Mizkan
(佐藤圭亮)