あらゆる事象が新鮮である子どもにとって「なぜ?」と考えることは日常茶飯事。大人にとっては「それを調べて何になるの?」という事でも、「知的好奇心」に火が付くと、もう止めることは出来ません。
「子供よ、どこに向けての調査発表」とつぶやいたのはツイッターユーザー・ちっちょぽさん(@chicchopo)。10歳になる娘さんが行った「オカメインコの部位ごとの香りの違い」を独自に調査した報告書に注目が集まっています。
ツイッターに投稿された写真には、ちっちょぽさん宅で共に暮らす、オカメインコのまるちゃんの絵が描かれた1枚の紙が写っています。
調査は「オカメ臭大調査!!」と題され、まるちゃんの絵の周囲には、部位ごとの香りが書かれています。
羽の部分は「けっこう香ばしい たとえればコンソメ」、くちばしの部分は「にがいような……クセのあるやみつきになる香り」など、子どもらしい独特の言い回しも印象的です。
この調査は誰に言われたわけでもなく、学校への提出用でもなく、娘さんがまるちゃんのことを好きすぎるがゆえに行われた調査なのだそう。
まるちゃんだけでなく、まるちゃんの匂いまでも愛しており、手の上で毛繕いをしている際にいつも嗅いでいたそうですが、ある時「なんか色々細かく香りが違う」と気付いた娘さん。そのまま調査に乗り出したそうです。
さまざまな箇所の匂いを確かめつつ、その印象を書き記していきます。なぜか頭頂部だけは嗅がせてもらえなかったそうですが、全7か所の匂いを嗅いだところで調査は終了。その調査結果を「かぎくらべしてみると、意外と匂いがちがったため、けっこう楽しかったです」とまとめています。ちなみにおすすめは「ほんわり甘い香りのもも」だそう。
娘さんの調査を温かく見守っていたちっちょぽさん。「一体どこに向けて調査したの~と、つっこみ所満載の内容」と笑ってしまったそうですが、一生懸命調査している姿に「本当に愛してるんだな~とほっこりしました」と、娘さんのまるちゃんへの愛情を再確認できたようです。
「どこに向けての調査発表」とつぶやいた投稿でしたが、その調査結果には2万件を超える「いいね」と共に、「とても興味深い内容」「私も鳥好きなのに香りが違うとは気が付きませんでした」と、絶賛の声が。小学生の好奇心が生んだ調査は、多くの方にとってタメになる調査だった、と言っても過言ではないでしょう。
<記事化協力>
ちっちょぽさん(@chicchopo)
(山口弘剛)