フューチャー「GOGO!」シリーズ/26万1,800円(税込)~
GOGO!シリーズのスポーツモデル「GOGO!R」。写真は限定発売の中日ドラゴンズ仕様で、価格は55万円(税込) 電動バイク「GOGO!R」に中日ドラゴンズロゴをデザインした特別仕様。デザインは4種類で各20台ずつの限定販売電動バイク「GOGO!R」を販売しているのは、国内のベンチャー企業・フューチャー。同社はレーシングドライバーの井原慶子さんが設立し、代表取締役を務める新進の電動バイクメーカーです。
同社のGOGO!シリーズを開発したのは、井原さんと、レーサーとして活動後に「フヂイエンヂニアリング」を設立し、独自のレーシングカーなどを開発してきたエンジニア・藤井充さん。
GOGO!シリーズは、写真のスポーツモデル「GOGO!R(31万5,500円)」に加え、スタンダード版の「GOGO!S(26万1,800円)」、リアにキャリアを設けた実用性の高い「GOGO!カーゴ(27万2,800円)」などがあり、予算・好み・用途に合わせてセレクト可能。なお、各モデルはすべて三重県の鈴鹿工場で生産されています。
【車体重量約20kg】レースカーの技術を応用した「マルチリーンステアサス」採用
コーナリング方法は、バイクと同様、車体をバンクさせて(左右に傾けて)走行するタイプフューチャーのGOGO!シリーズは安定感を獲得するため、フロントタイヤを2輪に設定。前1輪+後1輪ではなく、安定感のある前2輪+後1輪としたのは、バイク未経験者や女性の乗車も想定しているからとのこと。
GOGO!シリーズは前1輪+後1輪のバイクと同様、車体を左右に傾けてコーナーを曲がるよう設計済み。フロントサスペンションは、スポーツカーに多用されるダブルウィッシュボーン形式をヒントに、レースカーの技術をフィードバックして製作された、独自の「3輪マルチリーンステアサス(特許取得済)」が採用されています。
また、前1輪+後1輪よりも転倒しにくく、コーナリング時や停止時はもちろん、直進安定性も良好。車体は20kg前後と超軽量で、自転車並の取り回しを実現している点もバイクに不慣れなユーザーにはうれしいところです。
【原付ではなくミニカー扱い】その理由は?
ミニカーのため、ヘルメットの着用義務はないGOGO!シリーズの定格出力は、パワフルな600W。電動バイクにおいてこの数値は、50ccの原付一種にカテゴライズされますが、GOGO!シリーズはトレッド(左ホイール真中と右ホイール真中の距離)を0.5mを超えるワイド仕様に設計されているため、道路交通法では原付一種ではなく、水色ナンバープレートの「ミニカー」として扱われます。
水色ナンバープレートを装着する「ミニカー」のポイントは、
ヘルメットの着用義務がない(ただし安全確保のために被るべし)法定速度30km/hの制限がない2段階右折義務がないなど、50ccの原付一種にある交通規制から開放され、利便性が大幅。なお、水色ナンバープレートの「ミニカー」は自動車扱いとなるため、運転には普通自動車免許が必要です。
電気代・保険料・税金など維持費が安い!
スポーツタイプのGOGO!Rは最高速度45km/hを発揮スタンダード版の「GOGO!S」「GOGO!カーゴ」の航続距離は、フル充電で30km、最高速度は30km/h。スポーツ版である「GOGO!R」の航続距離はフル充電で50km、最高速度は45km/hを発揮します。
リチウムイオンバッテリーはフットボード下に設置フットボード下に設置されたリチウムイオンバッテリーは着脱式で、家庭用100V電源で充電可能。約4時間でフル充電でき、1回の電気代はわずか約10円です。
ミニカーであるGOGO!シリーズは自動車扱いながら、自動車に必要な車検・車庫証明・重量税・取得税が不要。年間の維持費は、約7,000円の自賠責保険(12カ月)+約4,000円の市区町村税となります(必要に応じて任意保険への加入をおすすめします)。
誰でも気軽に乗れる1台
「デリバリー用バイクの運転に自信がない」という人でも安心して運転可能 GOGO!シリーズの車体重量は超軽量な20kg前後。車に積み込み、出先で遊ぶことも可能GOGO!シリーズの開発コンセプトは、電動アシスト自転車以上・デリバリーバイク未満のモビリティ。具体的には、
年齢や性別を問わず、誰でも気軽に乗れること他人と接触せずに出掛けられること出掛けるのが楽しくなるような乗り物であること ちょっとした買い物にも超便利最高速度を30km/hに抑えたスタンダード版の「GOGO!S」「GOGO!カーゴ」は若者だけではなく、バイクやキックボードに疎遠なシニア層や商店街の人々もターゲットに設計・製作。両モデルは、現在「自動車免許証を返納をすべきか?」と考えている人にも、大いにおすすめできるかもしれません。
名古屋地区ではGOGO!シリーズのシェアリングサービスもスタートなお、GOGO!シリーズは2021年11月2日、脱炭素社会実現や地域活性化に向け、名古屋地区初となる電動3輪バイクのシェアリングサービスをスタート。今後はシティユースに加え、観光地での移動手段として活用するなど、多方面に渡り提案・展開されていく予定です。