「このへんにいるよ!」と訴える鳴き声もたいへんかわいいのであります。
感染症のため幼い頃に失明してしまった、盲目の猫Jonas君。目は見えませんが、その優れた聴覚触覚空間把握能力そしてバランス感覚で、ブンブンと飛び回るハエを叩こうとしております。その健気な様子と身体能力の高さをご覧あれ。
羽音を頼りに、後脚で立ち上がってハエを追うJonas君。テーブルの淵に近い位置取りながらも、ハエに振り回されて落ちることもなく、的確にハエを追いかけているのがうかがえます。恐らく、彼にとってはテーブルの上に登るのも朝飯前。勝手知ったる遊び場所の一つなのでしょう。甲高い声で独り言を口にしながら、上手に後脚で立ち上がるJonas君の姿は盲目猫ならではのかわいさであると同時に、卓越したバランス感覚の持ち主だと分かるのであります。
我が家におります盲目の雌猫も、同じ様な甲高い声で鳴くので、このトーンには何かしら意味があるのかもしれません。音の反射で周辺を把握しているとか。
[Jonas vs. the fly/YouTube]