猫好きなロシア人

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ロシア人は猫好きです。世帯の約59%が、少なくとも1匹の猫を飼っているといいます。これは世界的にみてもトップクラスの水準です。
「Seasia Stats」のデータによると、2024年から2026年までの調査でロシアは「ペットとしての猫の飼育率」で世界1位となっています。欧州ではルーマニアが48%で2位、次いでポーランド(41%)、ラトビア(37%)、ハンガリー(35%)が続きます。欧州以外では、インドネシア、フィリピン、タイ、ニュージーランド、米国もトップ10に入っています。
しかし2022年のウクライナとの全面戦争に伴う「動員令」により、飼い主が国外へ逃れたりウクライナの前線へ送られたりしたことで、何十万匹ものペットが置き去りにされています。現在ロシアで見られる野良猫や野良犬の最大98%が、かつて家庭で飼われていたペットだったといわれています。
このうち野良猫は2025年時点で推定280万匹に上りますが、この数は、2022年以降に急増しました。野良犬は80万頭いるとみられています(Centre for Animal Nutrition and Well-being Studiesのデータと、動物愛護団体Nikaと調査会社「Ipsos」によるデータに基づく)。
飼い主に捨てられ、野良生活に

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野良の犬猫のうち、約17万匹はシェルターに収容されていますが、残りは路上で生活しています。研究者らによると、野良の犬猫の最大98%は、かつての飼い主に捨てられたものと考えられています。ロシアの動物福祉団体も、2022年以降にペットの遺棄が急増したことを認めています。
召集令状を受け取った男性たちは、国外へ脱出するか、あるいは戦地への派遣に備える必要がありました。そのため多くの人が、飼っている動物の世話を頼んだり、保護施設に預けたりする時間がない状況にありました。
ウェブ上では「引き取り手が見つからなければ、ペットを安楽死させるしかない」と書き込む飼い主もいました。保護施設のボランティアも、直接ペットを引き渡しにきた飼い主が「いま預かってくれないなら、ペットを殺すしかない」と迫られた経験があると答えています。
ペットも「戦争の犠牲者」

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ロシアには819の動物保護施設があり、その圧倒的多数は民間が運営しています。これに加え、数百の慈善団体や数万人のボランティアがペットの福祉のために日々活動を続けています。
こうしたケアを受けているペットの数は17万匹から25万匹に上りますが、これは野良の犬猫のわずか5〜7%に過ぎません。
猫は約1万年にわたって人間と共に暮らし、人間に幸せを与えてくれる伴侶動物になっています。そんな猫たちが、人間の起こした戦争によって行き場を失ってしまう状況は、一刻も早く解消してほしいものです。
出典:EuronewsRussia leads world in cat ownership — yet has 2.8 million strays(2026年10月3日)
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