駅のトイレに住み着いた子猫

画像はイメージです(Dragoș Asaftei - stock.adobe.com)
1970年代、ロンドンのパディントン駅の女子トイレに、猫が住んでいました。猫の名はTiddles。この駅に13年間暮らし、乗客に大変な人気を博して、ファンクラブまで組織されました。
始まりは1970年のある寒い冬の夜、生後6週間の子猫が駅にやって来て、女性用トイレ係員(チップの受け取りや掃除を担当していた)のJune Watsonさんに引き取られたことでした。
駅長の許可を得て、子猫はここに住み着くことになりました。係員の机の下にある大きくて快適なバスケットで眠るのがお気に入りでした。
Juneさんはこの猫を自宅に連れて帰ろうとしたのですが、Tiddlesは駅にいるのが好きで、すぐに戻ってしまうのでした。
たくさん食べて肥満体形に

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当初は、ご飯代として小銭の寄付を募るポスターが駅構内に貼られており、利用客から十分な額が寄せられていました。しかし、むしろ多くのファンがTiddlesに食べ物やおやつを与えすぎたため、栄養過多になってしまい、すぐに募金は不要に。
ご飯が小包で送られてくることもあり、そうした食品を保管するための専用冷蔵庫までありました。Tiddlesはよく食べて運動をしなかったため、どんどん太っていったのです。
やがて体重は最大32ポンド(約14kg)に達しました。1982年には体重30ポンド(約13kg)を計測して「ロンドン一太った猫チャンピオン」に選ばれたほどでした。
思い出はいつまでも

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獣医がダイエットを試みたものの、ファンによる過剰な餌やりが続いたため、効果はありませんでした。
1983年、Tiddlesは13歳で虹の橋を渡りました。死因は肺水腫でした。現代では肥満が動物に与える悪影響についての理解が進んできましたが、当時はまだあまりわかっていなかったのです。
それでもTiddlesが残した楽しい思い出は、当時の乗客の心の中に長く残っていたことでしょう。
出典:
・Gaze Upon This Famous Fat Cat Who Lived in a Train Station Toilet
・Working Felines: Rail Station Cats 2
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