駅の大規模工事とともに、猫が「引退」

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「駅猫」として2019年からSNSで人気だった黒猫Boltが、ハダースフィールド駅での任務(ネズミ捕り業務)から引退することになりました。
鉄道路線のアップグレードに伴い、駅構内の大規模改修工事が行われていることが、猫の退職の大きな理由です。
Boltは「駅のお母さん」というあだ名のあるJacquiさんの家族になり、同居猫Buddyとともに郊外でのんびりしたリタイア生活を送ることになります。
2025年夏、Facebookフォロワー17万人に向けた投稿では「Boltは庭を散策して新鮮な田舎の空気を吸えるし、(大抵は仲の良い)同居猫と一緒に過ごし、普通の猫としての贅沢な生活を満喫できるのです」と記されています。
先輩猫とともに大活躍

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Boltは2019年、2011年から同駅に勤務していた有名な先輩猫Felixから仕事のやり方を学びながら、ハダースフィールド駅で見習いとして働き始めました。
2匹はハンサムで「写真うつり」もよく、Sunday Times紙から2冊の本を共著で出版して、ベストセラーになるほど人気が出ました。鉄道会社によると、2匹の人気は近隣地域にとどまらず、世界中からわざわざ猫に会うためだけに、この駅を訪れる観光客も多くいたとのことです。
Felixが2023年に12歳で亡くなると、Boltは「上級害虫駆除士」に昇進しました。
「駅舎の工事は、Boltにとってあまりにもストレスが大きすぎるのです。でも、ファンのみなさまには、ときどきBoltの最新情報をお届けする予定です」と鉄道会社では発表しています。
これまでの働きに感謝

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鉄道会社のAndrew McClementsさんは「Boltは子猫のときからこの駅で育ってきました。前任者のFelixから指導を受け、多くの人々に笑顔と安らぎをもたらしてくれました。これまで本当にありがとう!」と話しています。
同駅では、プラットホームの拡張と新しい跨線橋の設置、屋根の改修などの大規模な工事が行われており、2025年8月30日から9月29日まで閉鎖されます。工事の完了は、2027年初頭の予定です。
出典:Much-loved railway station cat takes retirement
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