飼い猫が増加し、ペットホテルの需要も増加

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英国では多くの猫用ホテルが数ヵ月先まで予約でいっぱいの状態です。このため夏のバカンス計画に支障が出てしまう飼い主もいるようです。
猫のための慈善団体Cats Protectionは、新型コロナウイルスによるパンデミック後、英国で猫を飼う世帯が2020年の23%から2023年には26%へと増加したと発表しています。同団体は「ピーク時には1100万匹の猫が飼われていた」と推定しています。
昨年は飼育数がわずかに減少(推定1060万匹)しましたが、人々がふたたびバカンスを楽しむようになってきたため、猫用ホテルの需要は高まっています。
ノーフォーク地方のアルピントンにある「Hedgerows Cattery」のRichard Rallisonさんは、2014年から妻のClaireさんとともにペットホテル事業を営んでいます。
「本当に忙しく、常に満員の状態です。こんな状況は初めてです。30~40匹の猫を預かっていますが、ほぼ常に満室です。キャンセルが出ない限り1週間以上預かることができない状況が、今年11月まで続きます」
「パンデミック以降、人々がバカンスに出かけるようになったことも要因の1つだと思いますが、猫用ホテルの供給数は限られているのに、猫の飼育数は明らかに増えているのが大きな理由です」というRichardさん。
秋まで予約でいっぱいの状態

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Marina Murdochさんは、夫のMarkさんとともにクランワース地区で2014年から「Clay Cottage Cattery」を運営しています。需要拡大を受けてホテルスペースを増築し、現在は庭に20匹まで預かることができる猫用の建物を確保しました。それでもいつも満員の状態です。
「11月まで予約でいっぱいです」と彼女はいいます。
「年々忙しくなり、以前は閑散としていた冬の時期までも忙しくなっています。多くの猫用ホテルが満室なので、飼い主は遠くの猫用ホテルを探して予約しています。うちでも週に2、3人のお客様をお受けしています」
「早めの手配」を呼びかけ

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Cats Protectionは「かなり早めに猫の宿泊先を手配してほしい」と呼びかけています。
ノリッジ地区で、飼い主の自宅を訪問して世話をするペットシッター事業「Maccy G Pets」を営むTracy McGowanさんは、次のように話しています。
「ここ数ヵ月、うちにも問い合わせが殺到しています。とくに新規のお客様からの問い合わせが大幅に増え、例年よりも早めに予約が入ってきています。きっと猫用ホテルが満室なので、ペットシッターを探す人が増えているのでしょう」
休暇を楽しみたい英国の飼い主にとって、留守中の愛猫の世話は、例年に増して頭の痛い問題のようです。
出典:Catteries struggling to meet summer holiday demand
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