猫にあげたくなる「人の食べ物」7選

1.鶏むね肉・ささみ
鶏むね肉やささみは、猫に与えることができます。高タンパクで低脂肪のため、適切に調理すれば猫に食べさせても問題ありません。
必ず加熱し、味付けは一切しないことが重要です。生肉は細菌や寄生虫のリスクがあり、猫の健康を損なう可能性があるのでやめましょう。また、骨は与えないでください。
食べやすいように小さくちぎって与えることで、消化吸収の負担を減らすことができます。あくまでおやつとして少量にとどめ、主食に影響が出ないように注意しましょう。
食物アレルギーを持つ猫や消化不良を起こす猫もいるため、初めて与える際は少量から始め、体調の変化に注意してください。
2.白身魚・お刺身
魚好きなイメージのある猫ですが、鶏肉と同じく調理方法に気を付ければ食べさせることができます。
タラやタイなどの白身魚は、良質なタンパク源であり、適切に調理すれば与えることができます。加熱して骨を取り除き、味付けはしないでください。
特に、アニサキスなどの寄生虫のリスクがあるため、生のお刺身を与えるのは避けるべきです。どうしても生で与えたい場合は、人間用の新鮮で信頼できるものを選び、冷凍処理がされているか確認しましょう。
また、マグロやカツオなどの赤身魚には、生のままで大量摂取するとビタミンB1欠乏症を引き起こす酵素が含まれるため、与えすぎには注意が必要です。少量をおやつとして与える程度に留めましょう。
3.かつおぶし
かつおぶしは猫の嗜好性が高く、少量であれば与えても問題ありません。しかし、一部の人用のかつおぶしは塩分を多く含むものもあるため、与えすぎには注意が必要です。
過剰な塩分摂取は、猫の心臓や腎臓に負担をかけ、泌尿器系の病気を引き起こす可能性があります。猫用に作られているものや無塩タイプ、減塩タイプのかつおぶしを選ぶのがより安全です。
また、リンやマグネシウムなどミネラルも含まれています。かつおぶし1gあたりに含まれるミネラルはごく微量ではありますが、結石ができやすい体質の猫には与えすぎないよう注意が必要です。ごく少量をおやつや食欲増進のために活用し、毎日与えるのは避けましょう。
4.カニカマ
カニカマは、猫にとって危険な成分が含まれている可能性が高いため、与えるべきではありません。
主な理由として、塩分が非常に多く、猫の腎臓に大きな負担をかけることが挙げられます。また、着色料や保存料、香料などの添加物が含まれており、これらが猫のアレルギーや消化器系の不調を引き起こす可能性があるようです。
カニの成分はほとんど含まれておらず、猫に必要な食品ではありません。猫の健康のためにも、カニカマを与えるのは避けましょう。猫がカニの風味を好むようであれば、猫用のカニ風味のおやつなどを検討してください。
5.牛乳
牛乳は猫にとって消化不良を起こしやすいため、与えるべきではありません。多くの猫は、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」を十分に持っていないからです。
そのため、牛乳を飲むと下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こす「乳糖不耐症」になります。子猫の時期に母乳を飲んでいるからといって、牛乳も大丈夫というわけではありません。
どうしても水分補給をさせたいのであれば、猫用のミルクや、新鮮な水を与えるようにしてください。人間の牛乳は猫にとって負担が大きいことを理解しておきましょう。
6.パン
パンは猫にとって特別必要な栄養素を含まず、むしろ健康を害する可能性があるため、与えるべきではありません。
パンの主な成分は炭水化物であり、猫の消化器に負担をかけやすいです。特に、塩分や砂糖、バターなどが多く含まれている場合があり、これらは猫の健康に悪影響を及ぼします。
また、レーズンやチョコレートなど、猫にとって有害な食材が使われているパンも多いため、意図せず危険なものを与えてしまうリスクがあります。
酵母が含まれるパンは、加熱により酵母は一般的に死滅しますが、酵母が生きている可能性のある半生のままで与えると猫の消化管内で発酵し、ガスを発生させることで腹痛を引き起こす可能性もあるので与えないようにしましょう。
7.チーズ
チーズは猫にとって塩分や脂肪分が高く、消化にも負担がかかるため、基本的に与えるべきではありません。
チーズには塩分が多く含まれており、過剰な塩分摂取は腎臓病や心臓病悪化のリスクを高めます。また、脂肪分も高いため、肥満や膵炎を引き起こす可能性もあるでしょう。
牛乳と同様に、乳製品であるチーズにも乳糖が含まれており、乳糖不耐症の猫にとっては消化不良の原因となります。少量であれば問題ないという意見もありますが、猫の健康を第一に考えるならば、与えないのが最も安全な選択です。
猫に「人の食べ物」を与えるときの注意点

猫に人の食べ物を与えるときは、いくつかの注意点を守ることで、猫の健康を守ることができます。
まず「加熱する」「味付けはしない」「ごく少量に留める」の3原則を徹底してください。生肉や生魚は寄生虫や細菌のリスクがあるため必ず加熱し、人間の食事のように塩や砂糖、香辛料などで味付けすることは絶対に避けてください。
これらの調味料は猫の体に大きな負担をかけ、腎臓病や中毒を引き起こす可能性があります。また、あくまでおやつとして与え、主食の栄養バランスを崩さないよう少量に留めることが大切です。
次に、猫にとって有害な食品を絶対に与えないことです。ネギ類、チョコレート、ぶどう、レーズン、アボカド、アルコール、カフェインなどは猫にとって命に関わる危険な食べ物です。
誤って口にしないよう、人間の食べ物を猫の届かない場所に保管する徹底した管理をするようにしてください。初めて与える食品は、アレルギー反応がないか少量から試し、下痢や嘔吐、皮膚の痒みなどの異変がないか注意深く観察しましょう。
もし体調に変化が見られた場合は、すぐに獣医に相談してください。また、徹底した食事管理が必要な病気もあります。猫の健康状態(持病の有無など)も考慮し、不安な場合は事前に獣医に相談することをおすすめします。
まとめ

生魚や牛乳など、猫が好んで口にしているイメージのある食べ物ですが、実際は体調不良を引き起こす可能性もあるので注意しなければいけません。
基本的に猫の食事は総合栄養食で十分なので、人間の食べ物を与える必要はありません。おやつとして与えることもできますが、万が一のことを考えると市販されている猫用のおやつの方が調理の手間もなく安心です。
愛猫の健康を考え、バランスの良い食事を心がけるようにしてくださいね。
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