1.トルコ

猫好きな国として、まず紹介するのはトルコ。トルコは、猫好きにとってまさに夢のような国。トルコ最大の都市「イスタンブール」では、街の至るところに猫が暮らしており、まるで宝物のように大切にされています。
お店の中にいても誰も追い払わず、カフェや書店では自由にくつろぐ猫たちが見られます。住民が自主的にご飯や水を置いたり、寝床を作ったりと、猫との共生が自然に根付いているのも特徴です猫を愛する旅行者にとって、イスタンブールは必訪の地といえるでしょう。
2.マルタ共和国

地中海に浮かぶマルタ共和国は、温暖な気候と美しい景観が魅力の観光地ですが、猫の多さでも知られています。首都バレッタや港町スリーマ、古都ムディーナでは、野良猫とは思えないほど人懐っこい猫たちが自由気ままに暮らしています。一説によると、人口の2倍の猫たちが暮らしているとか。
路地裏や公園では、のんびり昼寝をする猫の姿に出会えることも多く、猫と共に過ごす穏やかな時間が楽しめるはず。観光しながら猫とふれあえる、癒しの旅先です。
3.日本

国内旅行がしたいとき、猫好きさんには日本の宮城県石巻市の太平洋に浮かぶ離島「田代島」をおすすめします。
田代島は、透き通った青い海に囲まれた自然豊かな島です。田代島では、猫がとても大切にされており、島の中心には猫を祀る「猫神社」があります。かつて田代島では蚕を育てており、ネズミによる被害を防ぐために猫が飼われるようになりました。
さらに、周辺の海域は漁に適した好漁場で、漁師たちは猫の行動を手がかりに天気や漁の成果を判断していたと伝えられています。こうした理由から、猫は島の暮らしに欠かせない存在として大切にされ、田代島では多くの猫が暮らすようになりました。
「猫の島」としても有名で、猫好きにとっては楽園といえるでしょう。ただし、島の猫たちに勝手にご飯をあげることは禁止されているのでお気を付けください。
4.ベルギー

ベルギーの西部にある街・イーペルは、「猫祭り」で有名。猫の衣装を着たパレードや巨大な猫の人形、猫モチーフのフロートが街を練り歩き、猫づくしの1日を体験できます。
ただ、このお祭りには暗い歴史があります。14世紀のヨーロッパでは、ペストの大流行により人々の不安が高まり、災いの原因を魔女の仕業とする迷信が広まりました。その影響で魔女狩りが横行。魔女の使いと見なされていた猫までもが標的にされました。
イーペルでは、猫を大切にしていた住民たちが「異教徒」と疑われたことから、疑いを晴らすために猫を塔の上から投げ落とすという悲しい行為が行われたと伝えられています。その後も、イーペルでは「猫の水曜日」と呼ばれる日に同様の風習が続き、1817年まで行われていたそうです。
しかし時代が変わり、1938年にはこの過去を忘れず教訓として受け継ぐために、猫のぬいぐるみを使って再現する「猫祭り」がスタート。現在ではこのお祭りは猫への愛情を込めたイベントとなり、世界中の猫好きが集まる明るくにぎやかな行事として親しまれています。
まとめ

世界には、猫が当たり前のように人々の生活に溶け込み、愛されている国がいくつもあります。道ばたで気ままに昼寝する猫を眺めたり、文化の一部として猫が登場するお祭りや施設を訪れたりと、旅先でしか味わえない猫とのふれあいが待っています。猫好きならではの旅の目的地として、ぜひ今回紹介した国々をチェックしてみてください。
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