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猫が『暑いと思っている』4つのサイン 特に危険度の高い状態とは


記事では、猫が示す暑さによるストレスのサインと、それに対する対策を詳しく解説しています。猫が口呼吸をしたり、床にべったりと腹ばいになったり、水を多く飲むようになったりする場合、そして普段より動かずぐったりしている場合は、体温調整が追いついていない可能性があります。特に、呼吸が荒くなる、意識が朦朧とする、反応が鈍いといった場合は、熱中症の疑いがあり、すぐに動物病院を受診するようにします。猫は自分から暑さを訴えないので、飼い主はサインを見逃さずに室温管理を適切に行うことが重要とされています。25〜28℃を保ち、十分な水分供給と直射日光を避ける環境を作ることが推奨されています。

1. 呼吸が荒くなる・口を開けてハァハァする

口を開いている猫

猫は通常、鼻呼吸のみで口呼吸をすることはありません。まるで犬のように口を開けてハァハァと呼吸をする「パンティング」という行為が見られる時は、体温がかなり上がっているサインです。

特に運動をした後でもないのに呼吸が荒く、胸が大きく上下しているようであれば要注意。猫は犬と異なり、暑さを口呼吸で発散することが苦手なため体に負担がかかってしまいます。

猫が口呼吸をする様子を見かけたら、すぐに涼しい場所へ移動させて扇風機やエアコンで室温を下げましょう。また、脱水状態になっている可能性もあるため、水分を摂らせることも重要です。

ただし、口呼吸をしている際に舌の色が紫になっていたり、涎が多い場合は別の原因で息が荒い可能性もあるため注意が必要です。

2. 床にべったりと腹ばいになる

クールダウンする猫

猫が床にお腹をつけてじっとしているのは、上がってしまった体温を下げようとしている行動かもしれません。特にフローリングやタイルのような冷たい場所を好んで移動する場合は「暑い」と感じている可能性が高く、暑さを放出するために腹ばいになって表面積を広げます。

単にリラックスしている場合もありますが、暑い日に腹ばいやヘソ天など体を伸ばすようなポーズが頻繁に見られる場合は、室温が猫にとって高すぎると考えられます。エアコンの設定温度を調整するなど、室温管理を行って暑さへの対策をしましょう。

3. 水をよく飲むようになる

水を飲む猫

猫はもともとあまり水を飲まない動物です。もし、突然飲水量が増えたという場合は、暑さによって体内の水分が失われているサインかもしれません。脱水状態になるのを防ごうと体が自然に反応している状態です。

愛猫の健康を保つには、暑い日だけでなく、普段からきちんと水を飲んでもらうための工夫がカギになります。水飲み場は数か所用意し、いつでも新鮮な水が飲める環境を整えましょう。また、ウェットフードの利用も水分補給の助けになります。

もし水をたくさん飲んでいるのに元気がない、食欲がないといった場合や、暑くないのに水を飲む量が多い場合は、熱中症だけでなく他の病気の疑いがあるので早めに動物病院を受診してください。

4. ぐったりして動かない・寝てばかりいる

椅子の上の猫

普段よりも動きが鈍い猫や、動こうとする意思が感じられずぐったりと寝てばかりいる猫は、暑さで体力を奪われている可能性があります。単に「眠いのかな?」などと見逃してしまいやすいサインなのですが、限界が近く体力を温存する段階に入っているかもしれません。

この段階になると、自力で涼しい場所へと移動する気力すらなくなっていることもあります。体を触ってみて熱を感じる、呼吸が早い、水も飲まないといった症状が見られる時は、熱中症が疑われるため早急な対処が必要です。

5. 危険度が高い状態のサイン

扇風機前に寝転がる猫

特に危険なのは熱中症の疑いがある場合です。猫の熱中症は命に関わる危険な状態ですので、次のような症状が見られた場合は、すぐに動物病院へ連絡し受診してください。

  • 体が熱い、肉球が熱い
  • 意識がもうろうとしている
  • 反応が鈍い、動かない
  • 嘔吐、下痢
  • よだれを垂らしている
  • けいれんや震えがある
  • 口呼吸をし続けている

応急処置として、濡らしたタオルで体を包む、保冷剤をタオルにくるんで脇や首筋に当てる、水分を少しずつ与えるなどの対応を行いましょう。ただし、冷やしすぎにも注意が必要ですので、もし対処に迷ったら必ず獣医師に相談をしてください。

また熱中症は重度の場合、単に冷やしただけでは解決しません。二次的な多臓器不全なども起き得るので、応急処置を行なった上で動物病院を受診しましょう。

まとめ

ぐったりする猫

猫は体調不良を隠す傾向があり、また、自ら「暑い」と訴えることもできません。猫が発するサインを見逃さないようによく観察すること、適切な室温管理と環境整備を行うことが重要です。

室温はエアコンなどで25〜28℃前後に保ち、カーテンや遮熱フィルムを使って直射日光が入らないようにしましょう。また、猫の脱走に気をつけつつ、部屋の風通しを良くしたり、水や冷感マットを設置したりといった工夫も効果的です。

愛猫の健康を守るためには、まず「暑さを感じていることに気づいてあげる」のが第一歩。今日からでもすぐにできる対策を始めて、暑い時期も快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。


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