猫がいる部屋の『空気の入れ替え』で起こる危険なトラブル

1.窓やドアからの脱走
猫は予想外の行動をするもので、普段はのんびりしている子でも、窓が開いた瞬間にすき間からスルリと外へ出てしまうことが考えられます。
網戸だけにしている場合も爪で器用に開けてしまう子は多く、換気中に逃げてしまって数日戻ってこなかったというケースも少なくありません。
室内暮らしに慣れている猫にとっては、外は危険が多い世界です。車や野良猫、毒となる植物など、命のリスクがたくさん潜んでいます。
ちょっとの油断が大きなトラブルを招くこともあるので、「この子は大丈夫」と思い込まず、対策をしておくことが大切です。
2.室温の急変で体調を崩す
猫は意外とデリケートで、急な温度変化に弱いことがあります。とくに高齢猫や子猫は、部屋の温度が急に下がると、風邪のような症状を引き起こすこともあるでしょう。
5分ほどの換気だとしても、室内と温度差のある冷たい空気が入ってくると、猫にとっては大きな負担になることがあります。
人が「ちょっと肌寒いな」と感じる程度でも、小さな猫の体が冷え切ってしまわないように注意してあげましょう。
猫の体調に応じて室温を調整してあげましょう。
3.突然の音や風でパニックになる
聴覚が非常に敏感な猫は、換気中に起こる風の音やカーテンのバサッという音で大きなストレスを与えてしまうことがあります。
そのため、風が強い日に窓を開けて突然カーテンが揺れるだけで、「何かが迫ってきた!」と本能的に反応し、家具の下に逃げ込んだり、パニックで部屋中を走り回ったりすることもあるでしょう。
強い風が吹き込めば、部屋のインテリアが倒れたり落ちてきたりするトラブルも考えられます。空気の入れ替えは静かな時間帯や場所を選びましょう。
安全に換気するための工夫

猫の安全を守りつつ換気をするには、いくつかの工夫が必要です。
脱走防止には、網戸にはロックをつけたり、柵を設置する安心して過ごすことができます。最近では100円ショップでも手軽に入手できる網戸用ストッパーもありますので、おうちの窓に合う工夫をしましょう。
また、猫がいない部屋の窓を開けるのもひとつの方法です。扉を閉めておけば脱走やストレスのリスクを減らせます。どうしても同じ部屋で換気したい場合は、キャリーに入れて一時的に安心できる空間をつくってあげましょう。
まとめ

換気は人にとって大切ですが、猫にとっては思わぬ危険が潜んでいます。「この子は大丈夫!」そんな思い込みがトラブルを引き起こすこともあるため、ほんの少しの配慮と工夫で大切な猫の命と心を守ってあげましょう。
「この子は今、どう感じているかな?」と想像することが、お互いの信頼関係にもつながっていきます。猫との暮らしをもっと快適にするために、換気のひと工夫で、もっと心地よい毎日を一緒に過ごしていきたいですね。
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